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[会見]2024.8.22

那須川天心! 有明アリーナでタイトル初挑戦!

那須川天心(帝拳)
 10月14日(祝)に有明アリーナで開催される「Prime Video Boxing 10」でタイトル初挑戦を迎える那須川天心(26=帝拳)は、WBOアジアパシフィック(WBO-AP)バンタム級王座決定戦で、戦績9戦全勝(4KO)のジェルウィン・アシロ(比)と対決する。

 国内規定により、日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスを持つプロボクサーは、日本国内で世界挑戦をするためには、日本、OPBF東洋太平洋、WBO-APのいずれかのタイトルを獲得する必要がある。世界を目指す那須川にとって、10月の試合は、世界挑戦を現実化するための登竜門となる。
5戦目でWBO-AP王座に挑戦!
 マイクを握った那須川は、「5戦目でタイトルに挑戦できてうれしい。日本で世界挑戦するには、日本王座かアジア王座を獲らないといけないと聞いている。このベルトを獲りたいわけではない。世界に行くための切符」と、ここは通過点だとばかりに自信たっぷりだった。
「流れの中で倒す」
 7月20日(土)に世界ランカーのジョナサン・ロドリゲス(25=米)に3回TKO勝ち。KOができないのではないかという評価をガラリと変えた。「やっと自分の動きが分かってきた。前回の感触が残っているので、それが消えないうちに引き続きやっていきたい。流れの中で倒せたら」と今回も強さを見せるつもりだ。
初めてのバンタム級
 今回、初めてバンタム級での試合となる。「ボクシングに転向して1年半だが、しっかりと体を作ってきた。こうして上がってきて、世界チャンピオンも(自分のことを)無視できないんじゃないかな」と、日本人が4団体を独占するバンタム級世界王者をけん制した。
ボクシング祭り!
 2日間で世界タイトルマッチが7試合、那須川のアジアタイトルが1試合とビッグイベントが行われる。「2日間連続のイベントは、なかなかないこと。ボクシングの祭りの感覚で見てもらえたら。イベントを開催して満足するのではなく、内容で見せたい。単なるショーではなく、周りを巻き込んだ大きな祭りにしていかないといけない。選手一人ひとりが盛り上げていかないといけない」と自分自身を含め、ボクシング界全体を鼓舞した。