鈴木稔弘と渡邊海がWBO-AP王座決定戦で激突!
WBOアジアパシフィック(WBO-AP)スーパーフェザー級王座決定戦の前日計量が21日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、同級2位の鈴木稔弘(27=志成)と、同じく1位の渡邊海(21=ライオンズ)が顔を合わせた。試合は「Life Time Boxing Fights 23」のメインイベントで行われ、ABEMAがライブ配信する。
58.9kgで計量をクリアした渡邊海は、260人以上の応援団を引き連れて明日、メインイベントに登場する。
笑顔で計量会場に入った渡邊は、「楽しみです。技術戦になると思います。けっこうしっかり練習やったんで、自信に満ち溢れてます。一回試合が延期になったが、実施間近で延期になったので、追い込んではいましたが、そこから休憩なしで4ヶ月追い込みました」と、表情を変えずに充実感を漂わせた。スパーリングに関しても「250ラウンド以上やりました。12ラウンドもやったし、13ラウンド1回もやりました」と続けた。
明日の試合のために、渡米してスパーリング合宿も行ったことを明かし、「井上尚弥さんのスパーリングパートナーをしたこともあるアザト・ホヴァニシアン(アルメニア)とも8ラウンドを1回やりました。アメリカは強いやつばっかりいるで、気が抜けなかったですね」と、自身の成長ぶりに大きな自信を示した。
王座を競う鈴木に関しては「パンチがあって強い」との印象を口にしたが、この日計量会場で記念撮影した後には「特に印象はなかったです」と余裕の表情を浮かべた。
58.6kgで計量をクリアした鈴木は、「練習も体重調整も一番完璧にいった」と、こちらも笑顔で万全ぶりをアピールした。
初の12回戦を迎えるが、「不安は特にない。たくさんボクシングしたいですね。チャンスがあれば行きますし、勝負したい」と、強い気持ちで勝ちにこだわることを伝えた。その上で、明日の試合の展望を聞かれると「想像したよりは、大きくなかったが、どのくらい遠いか、探り探りになる。来るなら来るで、待ちなら待ちで、僕のボクシングをする」と話した。