IBFミニマム級王者の重岡銀次朗に挑むP.タドゥランに秘策あり。
IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級チャンピオンの重岡銀次朗(24=ワタナベ)に挑戦するために来日した、同級1位のペドロ・タドゥラン(27=比)が24日、大阪市内で練習を公開した。試合は、滋賀県内では初の世界戦が開催される「3150FIGHT vol.9」のメインイベントとして行われる。
■3150 FIGHT Vol.9 概要
7月28日(日)
第一試合開始13:00
滋賀ダイハツアリーナ
■一問一答
Q.現在のコンディションは?
A.100%のコンディション。とても体調は良い。
Q.日本は今とても暑いが?
A.暑くてビックリしたが、暑いのは問題ない。
Q.重岡銀次朗選手の印象は?
A.とても強い選手だと思う。でも自分は彼を倒すために日本に来た。銀次朗との試合は、素晴らしいものになることは間違いない。日本で初めて試合ができることにも興奮している。
Q.この試合で、王者に勝ってからのプランは考えているか?
A. この試合に勝ったら、他団体の王者、WBO王者オスカル・コラーゾ(27=プエルトリコ)やフィリピン人のWBC王者メルビン・ジェルサェム(30)と統一戦がしたい。
Q.現在の体重は?
A.練習前で108 ポンド(約 48.9 キロ)ぐらい。あと3ポンド。普段も摂生して118 ポン ド(約 53.5 キロ)ぐらいをキープしているから、減量は全く問題ない。
タドゥランと一緒に会見に臨んだペニャロサ・トレーナー(63)は、かつて川島郭志氏や徳山昌守氏と日本で激闘を繰り広げた、元世界二階級制覇王者のジェリー・ペニャロサ(フィリピン)の実兄。ジェリー以外にも多くのチャンピオンを指導してきた実績があり、来日経験も豊富なベテラントレーナーで、今回の難敵、無敗王者の重岡銀次朗に対しても秘策があるとのことだった。
Q.重岡銀次朗はボディショットが強いが、ボディは大丈夫か?
A.(ペニャロサ トレーナー) 銀次朗のボディショットへの対策はしっかりやってきた。ボディは徹底的に鍛えてきたので大丈夫。
Q.今回の試合に向けての対策練習はしてきたか?
A.(ペニャロサ トレーナー)しっかりと対策練習はしてきた。内容は言えない。秘密だ。試合を楽しみにしておいてくれ。
会見後に行われた練習でタドゥランは、ロープ 3 ラウンド、シャドー4 ラウンド、ミット打ち 4 ランド、サンドバッグ 3 ラウンド、腹筋と、疲れた表情も見せずに黙々と練習メニューをこなしていった。ミット打ちでは、サウスポースタイルから力強い左ストレート、左アッパーを披露し、速い回転力のコンビネーションを見せる場面もあり、仕上がりの良さを感じさせた。