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[試合後談話]2024.7.15

激アツ! 西日本新人王戦!

田下翔太(仲里)の右ボディ!
 西日本新人王準決勝(2部)が15日、大阪・堺市産業振興センターで行われ、決勝進出を目指し熱戦を繰り広げた。
田下翔太(仲里)が判定勝ち
 第5試合スーパーライト級4回戦では、小野陸(23=VADY)と田下翔太(23=仲里)が対戦。サウスポー田下がジャブから組み立てると、右フックを叩きつけてダウンを先制。2回以降は、プレスをかける小野に対し、ポジションを変えながら上手く捌き切った。
「次はKOで勝つ」
 2勝目を挙げた田下は、「しっかりとジャブで組み立てて、タフな相手に4ラウンド戦い切ることができた。でも、応援に来ている人のためにも、倒し切りたかった」と振り返った。

 岐阜県関市出身の田下は、岐阜工業高校でボクシングを始め、大学進学後も続けた。大東文化大学ボクシング部では、「先輩に鍛えてもらった」と1学年上で現日本ユース・スーパーフライ級王者の山口仁也(24=三迫)と切磋琢磨して、アマチュア27戦18勝9敗の成績を残した。

大学の先輩、山口仁也(三迫)に刺激を受けてプロ入り

 大学卒業後は就職し、大阪営業所に配属された。ボクシングから離れたが、プロで活躍する山口に刺激を受けて、昨年8月に仲里ジムに入門した。田下は「次戦はKOで勝つ」と意気込みを語った。
橋本陸(Gツダ)が2勝目
 第7試合フライ級4回戦では、齋藤きりと(18=ミツキ)と橋本陸(24=グリーンツダ)が拳を交えた。初回に右ショートでダウンを奪った橋本は、相手の機動力に手を焼きながらも、最終4回に右フックを軸に攻め立てて突き離した。
「叩き上げの意地を見せた」
 50人の応援団を背に勝利を挙げた橋本は、「距離を詰めて勝負した。相手はアマチュアキャリアがある選手だったが、叩き上げの意地を見せることができたと思う」と勝利の味を噛み締めた。

 中学からボクシングを始めた橋本だが、「最初は遊び感覚でやっていた」と趣味で続けていた。しかし、コロナ禍で将来のことを考えた時に、「プロで勝負したくなった。やるからには厳しいジムでやろうと思った」と、先輩の紹介で22歳でグリーンツダジムに入門した。

 橋本は、「攻守の引き出しを増やして、勝ち進んでいきたい」と、さらなる飛躍を誓った。