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[試合後談話]2024.6.3

大激戦に歌舞伎町は大盛り上がり!

大激戦!
 「新宿 歌舞伎町 BOXING」が3日、新宿FACEで開催され、全8試合で熱戦が繰り広げられた。

 東日本新人王ライト級4回戦では、鈴木龍(24=元気)と横山雅徳(22=厚木ワタナベ)が対戦。両者の意地がぶつかり合うクロスゲームとなった。
左:横山雅徳(厚木ワタナベ)が次戦に進んだ
 初回は、横山が右フックを叩きつけて先制。2回、鈴木は左ボディから手数を増やして反撃した。押され気味の横山だが、ワンツーで鈴木の左目の上を切り裂いた。3回、ギアを上げた鈴木は、これでもかとパンチを集めたが、4回は横山が盛り返して、壮絶な打撃戦に。気持ちのぶつかり合いに、会場から大な拍手が送られた。

 ジャッジ3者ともに38-38としたが、新人王トーナメント特別ルールにより、優勢点を勝ち取った横山が次戦にコマを進めた。
「次につながった」
 試合後、取材に応じた横山は、「勝ち切れずに、引き分けて悔しい。ただ、格上相手(鈴木は4勝)にドローまで持っていけたので、デビュー戦より良かった」と話すと、次に進むことができたので、今度こそ勝つ」と、3戦目での初勝利を誓った。
3戦目での初勝利を誓う
 青森県の高校でボクシングを始めた横山は、アマチュアで11戦7勝4敗を残した。その後、「プロでやりたい」と上京し、大学1年の時に厚木ワタナベジムに入門した。

 横山は「まずは新人王を獲る」と拳を握り締めた。
「相手の方が上手かった」
 一方、トーナメント敗退となった鈴木は、「結果は引き分けだが、負けたようなもの。効かせた場面もあったが、クリンチされたりと相手の方が上手かった。初回からもっと攻めればよかった」と悔しさをにじませた。

 鈴木はすでに4勝を挙げており、次戦からはB級(6回戦)で戦う。「気持ちを切り替えて、チャンピオンを目指す」と前を向いた。

 元気ジムの堀内稔会長は、「コンビネーションに強弱がなかったね。これからまた頑張ろうな」と声をかけて、鈴木を労った。
佐々木尽(八王子中屋)が抽選会を手伝った
 第5試合終了後には抽選会が行われ、当選者に協賛商品のエナジードリンク「ZONe ENERGY」と入浴剤「HOT TAB」が贈られた。抽選会では、OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(22=八王子中屋)がくじを引いた。

 抽選会後にマイクを握った佐々木は、「日本人でまだ誰も成し遂げていない、ウェルター級世界チャンピオンを目指している。この機会に(自分の)名前を覚えてください」とアピールした。