[パリ五輪予選]2024.5.30
日本代表の若谷&吉澤が大激戦!
入江聖奈の後継者・吉澤が登場
タイの首都バンコクで開催中のパリ五輪・第2次世界予選トーナメントでは、5月30日、日本代表の男子80kg級・若谷豪(愛媛県競技力向上対策本部)と女子57kg級・吉澤颯希(自衛隊体育学校)が試合に臨み、共に大接戦を繰り広げた。同五輪の予選ではこれが最終となる。
リードブローの冴えた若谷だったが…
昨年の全日本選手権で荒本一成や森脇唯人らの先輩ボクサーを退け、この予選出場者となった若谷は、この日の試合でも、序盤に上下を打ち分けて主導権を握った。しかし対するアルメニア代表のプレッシャーが中盤から功を奏し始め、最終的には採点が3-2で割れ、無念のポイント負けとなった。
吉澤も接戦となった
東京五輪で日本の入江聖奈が金メダルを獲得した女子57kg級。入江の後継者となった吉澤は、日本体育大学の後輩であり、引退試合の相手でもあった。この日は、立ち上がりからフットワークを駆使し、積極的な出入りを繰り返したが、ルーマニア代表の着実なパンチへの支持がわずかに多く、若谷と同じく3-2の際どい判定で、ポイント負けという結果となった。
大会に大興奮のタイ応援席
5月31日の試合では、女子50kg級・木下鈴花(クリエイティブサポート)と女子66kg級・鬼頭茉衣(株式会社カネヨシ)が出場する。