[海外試合速報]2024.5.19
ヘビー級4団体統一戦! フューリーvsウシク
リヤドの決戦
ヘビー級のWBC王者タイソン・フューリー(35=英国)とWBA・IBF・WBO3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)が19日、サウジアラビアのリヤドにあるキングダムアリーナで、世界4団体統一戦を行った。
オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
世界配信されたヘビー級初の主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)統一戦は、スピードとテクニックを武器とする身長191cmのウシクが、左ストレートを顔面に打ち込むために、積極的に前に出たのに対して、206cmのフューリーは、右ショートアッパーと長いジャブでプレスを回避しながら、タイミングが合うと、右ストレートを打ち下ろした。中に入るとカウンターを合わせるフューリーだったが、9回にウシクの左がフューリーの顔面を弾くと、足元がふらついたのを見て、一気に右、左と顔面を強打すると、ロープを頼りに、ようやく立っていたフューリーを見て、レフェリーがスタンディングダウンを取った。最終ラウンドまで続いたメガファイトは、2-1でウシクの勝利。ウクライナの37歳が、ヘビー級の「Undisputed & Undefeated Champion」全勝の4団体統一王者に輝いた。
試合後のリングで、フューリーとウシクは、試合前に合意した契約書にある通り、再戦することを誓い合った。
オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)