坂井祥紀と豊嶋亮太が2度目の対決!
日本ウェルター級タイトルマッチの前日計量が3日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で行われ、チャンピオンの坂井祥紀(33=横浜光)と同級1位の豊嶋亮太(28=帝拳)が顔を合わせた。試合は,
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坂井と豊嶋は、2021年12月に対戦し、当時、豊嶋が保持していたウェルター級のOPBFとWBO-APのアジア2冠王座防衛に成功、明日は立場が入れ替わって、坂井が保持している日本タイトルをかけて、2度目の対戦を迎える。
計量を66.4kgで、笑顔のままクリアした坂井は、「いつも通りです。意識しすぎると空回りしちゃうので、フラットな気持ち。相手は強いので、挑戦者の気持ち」と囲み取材に答えた。
前回の試合の敗因として、「周りが見えてなかった。引き出しの少なさ、(本来の力を)出せずじまいだった」と、経験不足だったと自己分析した上で、「どんな展開でも柔軟に対応したい」と、リラックスした様子で抱負を述べた。
前回対戦した印象として、豊嶋の「体の強さ、ぶれない芯の強さ」を感じたと評価し、「負けてるということは、気をつけないといけない点もあると思う。対策のために意識したが、ポジティブなもの。やりにくいという感覚はない。KOであれ、判定であれ、明確に勝ちを拾いにいきたい」と、笑顔のまま囲み取材を終えた。
坂井と同様に66.4kgで計量をクリアした豊嶋は「良いですね。減量がキツくなってるのは当たり前だが、2ヶ月半しっかり準備できた。良い感じのパフォーマンス出せそう」と笑顔で取材に応じた。
チャンピオンと挑戦者という立場が入れ替わって再戦することに関して「今回は挑戦者だから、失うものはなく、取りに行くという任務がある。大事な仕事をやり遂げに行く。意識はしてない」と抱負を語った。
坂井に関しては「温和な優しそうな方。トゲがない」と温厚な人柄に苦笑いした。先月、2人揃って対戦の発表をした際には、挑発的なコメントを用意していたものの、言い出せなかったことに、「パンチは試合の中で出せ!ってことですかね」と煽りは無用だったことを明かした。「闘志を見せるファイトしたい。勝ちにきたな、試合にかけてるな、っていうのを見せて勝つのが一番ですね」と気持ちを込めた。