ボクシングモバイルニュース
[海外試合結果]2024.4.28

ラミレス&オルティス米国中量級戦

元2団体王者ラミレス&全勝全KOオルティス

 元WBC&WBO世界2冠スーパーライト級王者ホセ・ラミレス(31=米)が27日(日本時間28日)、米国・カリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターで、元2階級制覇王者のランセス・バルテレミー(37=キューバ)とメインで対戦し、トップランク社からGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)への移籍初戦で勝利を目指した。

 セミファイナルには、WBA世界ウェルター級1位で、これまで20戦全勝全KOのバージル・オルティスJr.(26=米)が、ミドル級12回戦で、元世界ランカーのトーマス・ドゥローメ(34=プエルトリコ)と拳を交えた。

ラミレスが判定で勝利

 インファイトを仕掛けるラミレスに対して、サウスポーのバルテレミーは、ガードを固めてロープ際を回る序盤戦。3回にバルテレミーが連打で倒した後に、パンチを出し続けると、レフェリーがスリップをコール、加撃に対して注意が入った。再開後、バルテレミーが左ストレートを再度決めて、ラミレスをグラつかせた。4回にもバルテレミーが左ストレートを当てると、ラミレスもボディにパンチを集めて反撃。中盤から終盤にかけて、徐々にボディを効かせていったラミレスが手数で上回ると、バルテレミーの左が単発に。11回にラミレスが連打をまとめると、バルテレミーは防戦一方になり、最終12回は、ともに無理に倒しに行かず終了。3-0(119-109×2、118-110)の判定で、ラミレスが移籍初戦を勝利で飾った。

オルティスが初回にボディ1発でKO勝利
 初回、ジャブから入るオルティスに対して、ドゥローメは距離を探った。その直後、オルティスの左ボディが炸裂、ドゥローメが悶絶して倒れると、レフェリーは試合をストップ。オルティスが強打を爆発させて、初回2分29秒KO勝利を飾った。

 オルティスは今夏8月3日(日本時間4日)、ロサンゼルスで内定しているティム・チュー(29=オーストラリア)戦に向けて、「準備はできている」と勝利者インタビューで語った。