ラミレス&オルティスが前日計量
トップランク社からGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)に移籍した元WBC・WBO世界2冠スーパーライト級王者ホセ・ラミレス(31=米)と、元2階級制覇王者のランセス・バルテレミー(37=キューバ)が27日、米国・カリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターでの対戦のため、前日計量に臨んだ。
セミファイナルには、WBA世界ウェルター級1位で全勝全KOのバージル・オルティスJr.(26=米)も登場、元世界ランカーのトーマス・ドゥローメ(34=プエルトリコ)と前日計量で顔を突き合わせた。
※DAZNが4月28日(日本時間)午前9時より生配信を行う。
スーパーライト級のリミットの63.5kgに対して、ラミレスは200g少ない63.3kgでパス、バルテレミーは100gアンダーの63.4kgだった。
昨年3月、元IBF同級王者のリチャード・コミー(37=ガーナ)に11回KO勝利し、再起2連勝を飾ったラミレスは、新たにGBPと契約。WBO同級4位まで上がってきた。明日の大一番で、世界王者返り咲きのチャンスを掴みたい。一方、PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)でキャリアを積んできたバルテレミーは、2022年7月、ゲイリー・アントアン・ラッセル(27=米)に6回TKOで敗れて以来、これが再起2戦目となる。
ミドル級のリミットが72.5kgなのに対して、オルティスは1kg軽い70.5kgでクリア。同様に、ドゥローメは1.4kg軽い70.1kgだった。
病気のため、ウェルター級では世界戦のチャンスを何度も逃したオルティスだったが、今年1月にようやく再起すると、フレディリック・ローソン(34=ガーナ)を相手に初回TKO勝利。8月3日(日本時間4日)にロサンゼルスで内定しているティム・チュー(29=オーストラリア)戦の前に必勝を誓った。
対するドゥローメは、2020年8月にジャマール・ジェームス(35=米)と、WBAウェルター級暫定王座決定戦を行い判定で敗れると、その後も3連敗と勝ち星に見放された。2022年7月にようやく再起後、初白星を挙げたが、明日は、それ以来のリングとなる。