ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2024.4.25

第4代日本ユース・ミニマム級王者が誕生!

緊張感あふれる攻防!
 日本ユース・ミニマム級王座決定戦が25日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックバトル114」のセミファイナルで行われ、佐伯侑馬(21=大橋)と宮澤蓮斗(21=松田)が空位の王座を争った。

 ベルトと日本ランキング入りが約束された一戦、勝ち名乗りを受けたのはーー。
宮澤蓮斗(松田)が新チャンピオン!
 序盤は、宮澤が打ち終わりに右ストレート、左フックを決めてポイントを連取。しかし、3回以降はサウスポー佐伯がプレスをかけて、ワンツー、右フックを好打。ペースを奪い返した。6回、宮澤は右フックでダウンを奪うと、7回も右フックで効かせて攻勢。8回、佐伯は右フックで宮澤をグラつかせて、見栄えの良さをアピールした。採点は割れたが、宮澤に軍配が上がった。
「皆で掴んだ勝利」
 A級初戦でユース王者に輝いた宮澤は「僕だけの勝ちではない。皆のおかげで勝つことができた」とチームに感謝すると、「ダウンを奪った右は練習していたパンチ。試合前は考え過ぎたこともあったが、自分の力を信じて戦った」と喜びに浸った。
「さらに上を目指す」
 今後の目標を聞かれた宮澤は、「1試合ずつ勝っていき、上を目指す。後楽園ホールはやりやすかった。また、ここで戦いたい」と抱負を語った。
「ダウンしたパンチは見えにくかった」
 一方、初黒星を喫した佐伯は「(宮澤選手は)想像以上に勢いがあり、ダウンしたパンチは効いていないが、見えづらい角度でもらってしまった。ボディから攻め崩す作戦だったが、顔面ばかりになってしまい、準備してきたことがでなかった」と唇を噛み締めた。それでも、「ここで終わらず、今まで以上に努力して、また戻ってくる」と再起を誓った。
採点表