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[前日計量]2024.4.24

熱戦の予感! 高山涼深vs古谷昭男

日本Sフライ級王座戦
 日本スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が24日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の高山涼深(27=ワタナベ)と同級1位の古谷昭男(26=六島)が計量に臨んだ。

 試合は、明日(25日)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル114」のメインイベントで行われる。
高山涼深(ワタナベ)52.1kg
 2度目の防衛戦の高山は、「いつもよりしっかりと落ちて、怪我もなく順調に仕上がった」と万全のコンディションをアピールした。

 昨年11月中旬に左中指を骨折して防衛戦をキャンセルしたが、完治して年明けから練習を再開した。

 「中間距離が得意で頑張る選手」と、挑戦者の古谷を分析。その上で、「明日は国内最強を証明する内容を見せる」と拳を握り締めた。
「勝って世界をアピールする」
 五反田で人気ラーメン店「無冠」の店主を務める高山だが、試合に集中するため、店は双子の弟に任せて、この一戦に懸けてきた。「挑戦者の気持ちを忘れないように」と、ヘアスタイルを青色のコーンロウにしてリングに上がる。
古谷昭男(六島)52.1kg
 一方、3度目のタイトル挑戦の古谷。計量後、古谷陣営が「今からチャンピオンがやっているラーメン屋に食べに行って、クレームをつけよう」と、冗談を飛ばして笑いを誘った。

 古谷は「思っていたより小さかった」とチャンピオンの印象を語ったが、「その分、パワーがありそう」と警戒心を強めた。
「勝って西田さんにつなげる」
 この試合に向けて、5月4日(土)に世界初挑戦する西田凌佑(27=六島)と対面練習を重ねてきた。「絶対にチャンピオンになれるから」と、激励を受けたことを明かし、「勝って西田さんにつなげる」と力を込めた。

 「毎日、憂うつになるくらい追い込んできた」と、豊富な練習量に自信を見せた古谷は、「圧倒的に不利だが、勝って大阪にベルトを持ち帰る」と静かに闘志を燃やした。
Leminoでライブ配信