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[空港取材]2024.4.21

ルイス・ネリ(メキシコ)来日!

取材にも丁寧な対応を見せたネリ

 スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)に挑戦するルイス・ネリ(29=メキシコ)が21日、予定通り来日した。井上とネリは、5月6日(月・振休)に東京ドームで対戦する。

リスペクトはするが、倒して勝つ!

 ロサンゼルスからの長旅の疲れを見せず、多くのファンが待つ中、家族やトレーナーらと羽田空港に降り立ったネリは、「この5ヶ月間、パワフルな練習をしてきた」と、充実ぶりをアピールした。時差対策のために試合の2週間前の来日となったが、体重調整にも不安を感じさせなかった。

 一部の報道で伝えられている引退の時期に関して、「他にもやりたいことがあるので、今年いっぱいで引退するつもり」と記者の質問に答えたが、「28歳の時にも引退すると言っていたし、5年後も同じことを言うかもしれない」と記者の笑いを誘った。

決戦は5月6日(月・振休)東京ドーム

 JBC(日本ボクシングコミッション)が、ネリに対する無期限試合出場停止処分を解除したことに質問が及ぶと「関係者が総合的に判断したんだろう」との考えを示し、「井上の相手として、ネリが一番盛り上がると思ったんだろう」と、その理由を述べた。その上で、「井上のことはリスペクトするが、怖くはない。倒して勝つ」と、意気込みを語った。

 井上がPFP(パウンド・フォー・パウンド)1位と評価されることもあることに関して、テレンス・クロフォード(36=米国)やジャーボンタ・デイビス(29=米国)と肩を並べる実力者と評価する一方で、「井上も才能はあるとは思うが、自分の方が優っている。PFPナンバーワンとは思わないが、ナンバーワンと言われてる選手と戦えるのは嬉しい」と、東京ドーム決戦を心待ちにした。