[試合後談話]2024.4.20
衝撃KO! 日本Sフェザー級王座戦
大阪決戦!
日本スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者の原優奈(29=真正)対同級1位の奈良井翼(24=RK蒲田)の一戦が20日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントで行われた。
安定政権を築きつつある原が、チャンピオンの力を示したのか? それとも、2度目の王座挑戦の奈良井が戴冠したのかーー。
安定政権を築きつつある原が、チャンピオンの力を示したのか? それとも、2度目の王座挑戦の奈良井が戴冠したのかーー。
奈良井翼(RK蒲田)がTKO勝ち!
開始から左を差し合う中、奈良井がスピードを活かしてタイミングを掴んだ。ジャブを飛ばす原だが、2回、3回と奈良井が右クロスを好打。4回にはここぞのタイミングで左フックを合わせて、ダウンを奪った。勝負が決まったのは5回。プレスをかける原に対し、奈良井はジャブでじっくりと様子を見ると、ワンツーを叩き込んで2度目の尻もちをつかせると、右ストレートで再び倒してレフェリーストップを呼び込んだ。地元でベルトを奪った奈良井は、リング上で歓喜の涙を流した。
「やっと一番になった」
新チャンピオンに輝いた奈良井は開口一番、「やっと一番になったぞ!」と喜びを爆発させた。「相手はもっと大きいと思っていたが、予想以上ではなかった。三代さん(横浜光=日本ライト級王者)とのスパーリングの成果を出すことができた。人生で初めてのベルト。本当にうれしい」と勝利の味を噛み締めた。
「ポーカーフェイスを心掛けた」
激しいペース争いの中、右クロスで攻勢をアピールした。「坂選手(坂晃典=仲里)と原選手の試合映像を見て『このパンチが当たるのではないか』と、ジムと話し合いながら作戦を立てた。ダウンを奪った左フックは、自然と出た。途中、クリーンヒットが奪えず心が折れそうになったが、坂戦(2022年9月、日本王座に挑戦したが逆転KO負け)のことを思い出した。ここで折れたら前と一緒だと思った。原選手が粘り強いのはわかっていたので、じっくりと攻めた」と試合を振り返った。
ベルトを守っていく
今後の目標を聞かれた奈良井は、「やっと俺のものになった。このベルトを守っていく。スーパーフェザー級は層が厚いが、一つずつ勝っていきたい」と抱負を語った。
これまで大阪で日本ユース王座戦、日本タイトル戦と涙を飲んできた奈良井が、ついに大阪で戴冠した。
ベルトを守っていく
今後の目標を聞かれた奈良井は、「やっと俺のものになった。このベルトを守っていく。スーパーフェザー級は層が厚いが、一つずつ勝っていきたい」と抱負を語った。
これまで大阪で日本ユース王座戦、日本タイトル戦と涙を飲んできた奈良井が、ついに大阪で戴冠した。
最後まで逆転を狙ったが…
一方、2度目の防衛に失敗した原は、ダメージが深いためノーコメントとした。
採点表