[試合後会見]2024.4.19
U-NEXT育成強化選手の髙橋麗斗と堀池空希が競演
U-NEXT育成強化選手がすごい!
「WHO'S NEXT」の強化育成選手として、関係者からの期待が寄せられている堀池空希(22=横浜光)と髙橋麗斗(22=パンチアウト)が19日、後楽園ホールで、それぞれ中国人選手を相手に、B級(6回戦)プロデビュー戦を迎えた。
プロのリングに手応えあり!
セミファイナルに登場した髙橋麗斗は、前日計量をオーバーした中国出身のヤン・ユーメンと対決。鋭いワンツーの連打でロープに追い詰める髙橋だったが、ユーメンも右をコンパクトに返して、踏ん張った。勝負がついたのは3回、髙橋が左ストレートボディで効かせると、最後は左右のボディを叩き込んでダウンを奪うと、膝をついた ユーメンは立ち上がれず。髙橋がプロデビュー戦を、しっかりとKO勝利で飾った。
左ストレートが冴えた髙橋麗斗
試合後の囲み取材に応じた髙橋の頬は、バッティングで腫れていたが落ち着いた様子で、「流れで打った腹で決まった」と試合を決めたシーンを振り返り、「思ったより倒れないと思ったが、セコンドの声は聞こえた。タイミングの外し方や行くとこだったり、小さいグローブでもできた。収穫があった。次は、より強い姿を見せられる」とプロ初戦に手応えを感じていた。
メンタルも強い髙橋麗斗(22=パンチアウト)
「緊張はなかった」という22歳のサウスポーからは、「倒してやるっていう気持ちが強かった」とメンタルの強さも垣間見れた。今年の目標を聞かれると、「次にでも日本ユースタイトル戦をやりたい。日本ランキング入りをめざす」としっかり答えた。
育成強化がスタート!
メインイベントでは、プロデビュー戦の堀池空希が、中国のジュンイと対決。ジュンイはジャブから試合を作ろうとしたが、力の差が出た。左のボディジャブ、フックと打ち分けて距離を詰めた堀池が、初回に左ボディをみぞおちに打ち込んで勝負あり。ジュンイは立ち上がれなかった。
左の組み立てが光った堀池空希
アマチュア時代には、71kgで戦っていた堀池だが、プロでは、スーパーライト級を主戦場と考えている。「徐々に体重を落としていけば、体がキレていく」と先を見据えた。
セミでプロ初勝利を掴んだ髙橋と同様に、今年は、日本ユースタイトルと日本ランキング入りをめざす。
石井一太郎会長は日本ユースタイトルを視野に動く
リングサイドで堀池の動きをチェックした、横浜光ジムの石井一太郎会長は、「相手がいれば、いつでも日本ユースタイトルをやらせたい」と、幸先よく育成計画が始まったことを伝えた。