[ショートインタビュー]2024.4.16
佐伯侑馬「上に行くためのタイトル」
佐伯侑馬(21=大橋)
佐伯侑馬(21=大橋)は、4月25日(木)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックバトル114」のセミファイナルで、宮澤蓮斗(21=松田)と空位の日本ユース・ミニマム級王座を争う。
アマチュア29戦22勝(7RSC)7敗を経て、昨年1月にデビューした佐伯は、ここまで3戦全勝(3KO)と勢いがある。早くも4戦目で、日本ユース王座と日本ランキングを奪いにいく。
アマチュア29戦22勝(7RSC)7敗を経て、昨年1月にデビューした佐伯は、ここまで3戦全勝(3KO)と勢いがある。早くも4戦目で、日本ユース王座と日本ランキングを奪いにいく。
4戦目で日本ユース王座に挑戦
佐伯は、「4戦目でチャンスが来るとは思わなかったが、これから上を目指す上で、獲らないといけないタイトルだと思っていた」と、ユースタイトルの位置づけを示し、「次戦を勝って、ベルトと日本ランキングに入りたい」と闘志を燃やす。
ミニマム級が主戦場
次戦がミニマム級で初めての試合となる。「これまで相手が見つからなかったので、契約戦だったが、最初からミニマム級でやるつもりだった。減量も特に厳しいということはない」と、主戦場はミニマム級だと強調した。
「好戦的で全体的にまとまったタイプ。パンチも強そう」と、拳を交える宮澤の印象を語って、「面白い試合になる」と好ファイトを約束した。
「好戦的で全体的にまとまったタイプ。パンチも強そう」と、拳を交える宮澤の印象を語って、「面白い試合になる」と好ファイトを約束した。
「スピードと駆け引きに自信がある」
中学まで空手をしていた佐伯は、習志野高校ボクシング部でボクシングを始めると、高校2年でインターハイベスト8、国体3位の成績を残して中央大学に進んだ。しかし、コロナ禍の影響で試合ができない状態が続き、「大学を卒業したらプロになるつもりだったが、待ち切れなかった」と、大学を中退して大橋ジムに入門した。
北野良トレーナーと頂点を目指す
大橋ジムには、日本2位の森且貴(24)、日本8位の石井武志(24)、2023年東日本新人王の北野武郎(19)といったミニマム級の実力者が揃っており、切磋琢磨しながら腕を磨いている。この日のスパーリングでは、コンビを組む北野良トレーナーの檄が飛ぶ中、激しい打ち合いを見せていた。
「圧倒する」
佐伯は「プロの水にも慣れてきた。焦らずに倒せる場面があったら仕留めにいきたい。負ける気はサラサラない」と静かな口調ながらも、表情は自信に満ち溢れていた。