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[ショートインタビュー]2024.4.3

成長著しい安西蓮に注目!

安西蓮(名古屋大橋)
 日本ユース・バンタム級王者の安西蓮(23=名古屋大橋)は、4月13日(土)、刈谷市あいおいホールで開催される「株式会社サンコー Presents KNOCK OUT BOXING vol.6」のメインイベントにて、平井乃智(ひらい・だいち/22=石田)を迎えて2度目の防衛戦に臨む。

 安西は、昨年11月に渋谷亮太(22=T&T)との激戦を制してV1に成功。着実に力をつけている中部のホープだ。
「フィジカルを強くしている」
 安西は、173cmとバンタム級としてはかなり大柄だ。毎回、減量には苦労しているようで、「普段から食事には気をつけているが、階級の変更については会長とも話している。ただ、まだフィジカルが足りないとも思う。まだまだパワーをつけていかないといけない」と今後について語った。肩幅が広く、身長以上に大きく見える印象だ。
「相手とは噛み合う」
 挑戦者の印象を聞かれると「好戦的でトリッキー。型にハマらないスタイルで、ボクシングが楽しいんだろうなと思う」と話すと、「自分も好戦的なので、噛み合いそう」と打ち合いも望むところのようだ。

 平井が得意とするスイッチには「やりにくさはないし、特に気にならない」とキッパリと言った。
ホームで迎え撃つ
 刈谷市あいおいホールのリングに上がるのは2年ぶりだ。「デビュー戦で初回KO負けしたり、中日本新人王決勝戦でMVPを獲らせてもらったりと、良いことも悪いこともあった思い出深い会場」と、ホームで存在感をアピールするつもりだ。
「さらに上を目指す」
 昨年11月、ジム頭の村上勝也(28)が日本タイトルに挑戦した。会場で観戦した安西は「村上さんは普段は、明るくておちゃらけている方ですが、必死にベルトを奪いにいっている姿を見て、自分ももっと頑張らないといけないと刺激をもらった」と、先輩の背中を見て感じたものがあるようだ。
「倒しにいく」
 自主興行のメインイベンターを務める安西は、「実績を重ねてきたからこそ、ここまで来たんだと思う。さらに上を目指すためにも、負けるわけにはいかない」と責任感を口にすると、「前回は反省点が多い試合だったので、次戦は面白い試合を見せたい。KOを狙っていく」と王座防衛を誓った。