[一夜明け会見]2024.4.1
重岡兄弟はもっと強くなる
V2に成功した重岡銀次朗(ワタナベ)
IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が1日、名古屋市内のホテルで一夜明け会見に臨んだ。
銀次朗は、3月31日(日)に名古屋国際会議場で開催された「3150 FIGHT Vol.8」で同級6位のジェイク・アンパロ(26=比)に2回TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
メインイベントでは、メルビン・ジェルサエム(30=比)が重岡優大(26=ワタナベ)に判定勝ちし、WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級新チャンピオンに輝いた。試合後、ジェルサエム陣営は「チャンスがあれば、銀次朗と戦いたい」と王座統一戦を希望した。
ジェルサエムとは時が来たらやりたい
銀次朗は「自分がやりたいと言ったところで、兄が『再戦したい』と言うと思う。僕たちは、組まれた試合をするだけ。ただ、自分は4団体王座統一を目指しているので、彼(ジェルサエム)がチャンピオンでいるなら戦いたい。決まれば倒すように準備する」と兄の気持ちに気遣いながら、対戦を視野に入れた。
銀次朗は、3月31日(日)に名古屋国際会議場で開催された「3150 FIGHT Vol.8」で同級6位のジェイク・アンパロ(26=比)に2回TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
メインイベントでは、メルビン・ジェルサエム(30=比)が重岡優大(26=ワタナベ)に判定勝ちし、WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級新チャンピオンに輝いた。試合後、ジェルサエム陣営は「チャンスがあれば、銀次朗と戦いたい」と王座統一戦を希望した。
ジェルサエムとは時が来たらやりたい
銀次朗は「自分がやりたいと言ったところで、兄が『再戦したい』と言うと思う。僕たちは、組まれた試合をするだけ。ただ、自分は4団体王座統一を目指しているので、彼(ジェルサエム)がチャンピオンでいるなら戦いたい。決まれば倒すように準備する」と兄の気持ちに気遣いながら、対戦を視野に入れた。
試合後、兄に寄り添った
会見の冒頭、渡辺均会長は「2人揃って勝つことが目標だったので、少し残念だったが、銀次朗は実力通りに勝ってくれた。今後、優大は再起。銀次朗は防衛記録を伸ばすことを目標に頑張ってもらいたい」と語った。兄弟揃っての一夜明け会見ではないこともあり、銀次朗の表情は浮かなかった。
優大は、右目眼窩底骨折の疑いがあり試合後、病院で検査したが打撲と診断された。銀次朗は優大に付き添っていたため、ホテルに戻ってきたのは深夜で、ほとんど眠ることができなかったという。「兄はすごく落ち込んでいた。俺も(兄が負けて)悔しい。彼の性格上、そっとしておくのがいいので」と、試合の喜びよりも兄のことを一番に考えて寄り添った。
優大は、右目眼窩底骨折の疑いがあり試合後、病院で検査したが打撲と診断された。銀次朗は優大に付き添っていたため、ホテルに戻ってきたのは深夜で、ほとんど眠ることができなかったという。「兄はすごく落ち込んでいた。俺も(兄が負けて)悔しい。彼の性格上、そっとしておくのがいいので」と、試合の喜びよりも兄のことを一番に考えて寄り添った。
「いろいろな経験ができた」
銀次朗は「直前に相手が代わったりと大変だったが、これまで経験したことがない感情や準備の中で、しっかりと実力を発揮することができた。相手が変更になったことで、油断せず、より集中して臨むことができた」と試合を振り返ると、「誰でもいいので、試合ができればと思っていた。直前にも関わらず相手を用意してくれた亀田プロモーションに感謝している」と感謝の気持ちを述べた。
「時間をかけて強くなる」
理想通りのワンパンチで決着をつけた。「無傷で早く終わらせることができて良かったが、もう少し長いラウンドを経験したかった気もする。1週間で仕上げてきた選手に対して、絶対に苦戦してはダメだと思った。本当に仕上げてくるのか不気味だった。当然の結果」と語った。
自分の試合が終わると、すぐに優大のセコンドに付いた。「2人もまだまだ課題だらけ。プロは勢いだけでは、どうにもならない。それはわかっていたが、兄の試合を見てプロボクシングの厳しさを感じた。時間をかけて、もっと強くならないといけない」と、さらなる精進を誓った。
自分の試合が終わると、すぐに優大のセコンドに付いた。「2人もまだまだ課題だらけ。プロは勢いだけでは、どうにもならない。それはわかっていたが、兄の試合を見てプロボクシングの厳しさを感じた。時間をかけて、もっと強くならないといけない」と、さらなる精進を誓った。
「次回の3150 FIGHTは決まればやる」
昨日の興行中、亀田興毅ファウンダーが、6月23日(日)に滋賀ダイハツアリーナで、「3150 FIGHT vol.9」を開催することを発表した。銀次朗が出場すれば、3ヶ月弱でのリングだ。「怪我もないので(オファーが来たら)やるしかない。ただ、これまで通りの練習では、ダメだと思った。そこは慎重にいきたい。もっと明確に強くならないと」と考えを示した。
「海外合宿も考えている」銀次朗
「自分では考えつかない、プラスになるようなアドバイスやヒントをもらいたい。重岡兄弟はもっと強くなる」と言葉に力を込めた。試合が決まると相手の対策や減量が中心になってしまう。試合が決まっていない時期に、ボクシングの幅を広げていきたいようだ。
渡辺会長は「2ラウンドに倒したとはいえ、練習の疲れがあるので、6月は選手と相談して慎重に進めたい。銀次朗の希望通り、いろいろなところで修行させたい」と慎重に言葉を選んだ。
「海外合宿も考えている」銀次朗
「自分では考えつかない、プラスになるようなアドバイスやヒントをもらいたい。重岡兄弟はもっと強くなる」と言葉に力を込めた。試合が決まると相手の対策や減量が中心になってしまう。試合が決まっていない時期に、ボクシングの幅を広げていきたいようだ。
渡辺会長は「2ラウンドに倒したとはいえ、練習の疲れがあるので、6月は選手と相談して慎重に進めたい。銀次朗の希望通り、いろいろなところで修行させたい」と慎重に言葉を選んだ。
重岡兄弟から目が離せない
次戦は未定だが、同級1位のペドロ・タドゥラン(27=比)との指名戦が濃厚だ。「IBFランキングの中で一番強い選手。12ラウンドしっかりと足を動かすし、ガードも固い」とタドゥランを警戒。「決まったら気合いが入る。いつも通りKOを狙っていく」と拳を握り締めた。
銀次朗は、故郷の熊本に帰省し、心身ともに休養に充てる。
銀次朗は、故郷の熊本に帰省し、心身ともに休養に充てる。