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[非公開練習]2024.3.25

井上尚弥がメキシコの強豪とスパー!

ゴンサレス(メキシコ)と8ラウンドのスパー
 大橋ボクシングジムは25日、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が横浜市内の所属ジムで、WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級11位のケビン・ゴンサレス(26=メキシコ)と8ラウンドのスパーリングを終えたことを伝えた。

 ゴンサレスは、昨年12月に元WBA・IBF(国際ボクシング連盟)同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(29=ウズベキスタン)とのWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で、8回TKO負けしている。戦績は、28戦26勝(13KO)1敗1分。

 ゴンサレスとともに3月17日(日)から練習パートナーとして来日しているのは、元WBC(世界ボクシング評議会)ユース・フェザー級王者ジョナタン・ロペス(20=米国/14戦全勝10KO)。ロペスは、スピードのある技巧派で、精度の良いパンチでKOを量産している。センスを買われ、18歳で世界スーパーミドル級4団体統一王者のサウル・カネロ・アルバレスのチームに入ってトレーニングをしている。

 2人は、4月中旬までスパーリングパートナーとして滞在する。5月6日(月・祝)に東京ドームでルイス・ネリ(29=メキシコ)と世紀の一戦を迎える井上は、万全の調整を続けている。
決戦に向けて万全!
■本日は8ラウンドのスパーリングでした。
井上 一昨年のバトラー戦(ポール・バトラー=英)からラウンド数を多くしている。その延長線上として継続している。もともとの腰痛などの故障も少なくなったので、長いラウンドをやっている。

■8ラウンドにわたり相手を1人にした意図は?
井上 感覚的にペースをどちらがどう握っているかが分かりやすくなる。2人で8ラウンドを消化する時は、スタミナと集中力を意識するのが目的。1人で8ラウンドを消化する時は、各ラウンドで相手とのバランス、組み立て方、同じように疲労を溜めた中での駆け引きなどを意識するのが目的になる。

■2人はネリとタイプが似ている?
井上 2人ともネリには似ていない。ただ、タイプの違う2選手に対して、自分のボクシングの幅を広げていけば、絶対にネリに当てはめることができる。

■現時点の不安は?
ないですね。調子良く仕上がっています。万全と言える。