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[前日計量]2024.3.17

井上岳志が難敵を迎え撃つ!

Sウェルター級2冠戦
 OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級タイトルマッチの前日計量が17日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)本部事務局で行われ、王者の井上岳志(34=ワールドスポーツ)とOPBF同級1位、WBO-AP同級8位のウエイド・ライアン(34=豪)が会場に姿を現した。

 注目の一戦は、明日(18日)、後楽園ホールで開催される「NTT ドコモ Presents Lemino BOXINGフェニックスバトル111」のメインイベントで行われ、Leminoで無料ライブ配信される。

 セミセミファイナルに組まれていた、日本ユース・ライトフライ級タイトルマッチ「坂間叶夢(20=ワールドS)vs 大木彪楽(20=浜松堀内)」の前日計量は行われず、ワールドスポーツジムより、中止が発表された。
「勝った方が世界へ」
 先に秤に乗った井上は、100gアンダーの69.7kgでクリアした。OPBF王座は初防衛戦、WBO-AP王座は3度目の防衛戦となる井上は「コンディションはバッチリ。明日は、生き残りをかけた試合。勝った方が今後、世界上位ランカーと戦える一戦」と、スーパーウェルター級アジア頂上決戦だと位置づけた。
「初回が大事」
 井上は「距離が遠くてパンチが当てづらく、動きにキレがある強い選手」とサウスポーのライアンを警戒。この試合に向けて、2月4日(日)から2月13日(火)までライアンの故郷オーストラリア・シドニーでスパーリング合宿を敢行。オーストラリア人ボクサーとの実戦練習で距離とタイミングを掴んできた。

 「KOしたいが、そんなに甘くない相手。判定でも勝てたら良しとしたい。明日は、なんとしても落とせない」と覚悟を示した。
「タフな試合を覚悟している」
 一方、2本のベルトと世界ランキングを奪いにいくライアンは、300gアンダーの69.5kgで秤を降りた。計量後に取材に応じたライアンは「明日はタフな試合になるけど、勝って日本や世界のファンに、オーストラリアには俺がいるということを知らしめる!」と意気込んだ。
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