[試合後会見]2024.3.16
矢吹正道が世界前哨戦で猛烈アピール!
矢吹正道(緑)が魅せた!
前WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の矢吹正道(31=緑)が16日、ポートメッセなごやで開催された「LUSU BOMU vol.2」のメインイベントに出場。50.3kg契約10回戦で、元世界ランカーのケビン・ビバス(28=ニカラグア)と対戦した。
左足アキレス腱断裂でブランクを作った矢吹は、これが1年2ヶ月ぶりのリング。世界王座奪還を目指す矢吹のパフォーマンスに注目が集まった。
左足アキレス腱断裂でブランクを作った矢吹は、これが1年2ヶ月ぶりのリング。世界王座奪還を目指す矢吹のパフォーマンスに注目が集まった。
4回TKO勝ち
初回、独特のタイミングで左フックを振ってくるビバスに対し、矢吹は左ガードを上げて冷静に対応。2回になると、ジャブから右カウンターを好打。さらに左ボディを突き刺した。3回、矢吹は右ストレートでぐらつかせると、連打から左フックでダウンを演出。4回、ビバスの右を浴びた矢吹だが、連打から右ストレートで2度目のダウンを奪い、フィニッシュした。
「力んでしまった」
相手のパンチで左目下を腫らしたという矢吹は、「久しぶりの試合で力んでしまった。隙があったので狙いすぎてしまった。余裕がありすぎて横着してしまった部分もある。アマチュア150戦している相手に、早いラウンドで倒せたのは良かったが、内容は悪かった」と、圧勝にも反省の言葉を並べた。
「フライ級転向も考えている」
世界前哨戦をクリアして狙うのは、世界王座奪還だ。「次戦が世界戦ならライトフライ級でやりたいが、世界戦ができないのならフライ級に上げたい」と、世界2階級制覇も視野に入れていることを明かした。
力石政法のサポートのためローマへ
弟の力石政法(29=緑)に勝利のバトンを繋げた。力石は、3月22日(金)、イタリア・ローマでWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦に出場する。力石はすでに現地入りしているため、今回の試合はセコンドに付かなかった。矢吹は、サポートするため明後日(18日)の早朝の飛行機でローマに向かう。
力石政法のサポートのためローマへ
弟の力石政法(29=緑)に勝利のバトンを繋げた。力石は、3月22日(金)、イタリア・ローマでWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦に出場する。力石はすでに現地入りしているため、今回の試合はセコンドに付かなかった。矢吹は、サポートするため明後日(18日)の早朝の飛行機でローマに向かう。
「パンチ力に驚いた」
一方、KO負けを喫したビバスは「パンチがメガトン級で驚いた。これまで戦った選手の中で一番強かった」と矢吹の実力を認めたが、「テクニックは感じなかった。俺はゴンサレス(WBO世界ライトフライ級王者)とスパーリングをしたことがあるが、彼に勝つのは難しいのではないか」と語った。