[試合後談話]2024.3.8
日本ユース王座戦は白熱の技術戦!
ペース争いを制したのは?
日本ユース・スーパーフェザー級王者の渡邊海(21=ライオンズ)が8日、後楽園ホールで開催された「ライオンズゲート」のセミファイナルに出場。大畑俊平(23=駿河男児)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
若きテクニシャン対決を制したのはーー。
若きテクニシャン対決を制したのはーー。
渡邊海(ライオンズ)が防衛
ジャブの差し合いからスタートした試合は、大畑が右カウンターを決めると、徹底したアウトボクシング。渡邊が追う展開となったが、なかなかペースを掴めず。それでも5回から距離を詰めて右フックをねじ込むと、積極的な攻撃で挽回。クリーンヒットこそないが、アグレッシブな姿勢を見せた。最終8回は激しい打撃戦で会場を盛り上げた。ジャッジ2者の支持を得た渡邊が初防衛に成功した。
「相手に研究されていた」
ベルトを死守した渡邊は「相手に研究されていた。こっちが嫌だなと思うことをしてきた。判定はもしかすると厳しいかも…と思ったので勝ててホッとしている。応援のおかげで勝つことができた」と安堵の表情を浮かべた。続けて「課題を修正して、違うベルトに挑戦したい」と目標を掲げた。
「攻め切ることができなかった」
一方、あとわずかでベルトに手が届かなかった大畑は、「イメージ通りに戦えたが、思っていたより攻めることができず、ポイントを取り切れなかった。渡邊選手が上手かった。勝ったら100点。負けたら0点です」と淡々と話すと、「一からやり直します」と再起を誓った。
吉成亮人(ライオンズ)が再起に成功
第4試合、52.8kg契約6回戦では、吉成亮人(23=ライオンズ)と目黒聖也(24=DANGAN郡山)が激突。序盤はサウスポー目黒の懐の深さに手を焼いた吉成だが、3回からプレスを強めて積極的な攻撃で反撃。最終6回に攻勢をかけて、レフェリーストップに持ち込んだ。
「佐藤祐選手にリベンジしたい」
再起戦を飾った吉成は「距離が遠かったが、パンチが強いわけではなかったので焦りはなかった。勝つことができて、とにかくうれしい」と笑顔を見せると、「佐藤選手にリベンジしたい」と、昨年11月の東日本新人王決勝戦で敗れた佐藤祐(19=三迫)との再戦を熱望した。