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[試合後談話]2024.2.23

勝利目指して大阪で激戦!

接戦を制したのは?
 KWORLD3ジム主催の「BENKEI FIGHTvol.1」が23日、大阪176BOXで行われ全6試合で熱戦が繰り広げられた。

 メインイベントでは、ヒロキングこと福重浩輝(31=KWORLD3)と山下玄輝(25=結花)がスーパーライト級6回戦で対戦した。
山下玄輝(結花)が勝利!
 序盤は、山下がジャブから左ボディにつなげて先制攻撃。ジリジリとプレスをかけてくる福重に対し、左で上手くコントロールしてポイントを加点。明確にポイントを取りたい福重は4回、左ボディから左フックを好打、続く回もプレッシャーをかけた。6回、山下は左アッパー、ワンツーを好打し、ジャッジに攻勢をアピールした。ジャッジ2者の支持を得た山下が判定勝ちした。
「ジャブがよく当たった」
 4連敗脱出に成功した山下は、「4~5ラウンドにボディが効いて心が折れそうになったが、最終ラウンドが始まる前にセコンドの指示で手数を出した。今日はジャブと右アッパーがよく当たった。自分の連敗、そしてジムの連敗を止めることができて、最高の気分です」と勝利の味を噛み締めた。
福原寛人会長と勝利を喜ぶ
 福原寛人会長は「気持ちが折れて、いつもはそのままやられるが、今日は持ち直してくれた。やっと勝てました!」と山下の勝利を喜んだ。鳥取県の結花スポーツジムにとって大きな1勝になった。

 今後の目標を聞かれた山下は「あと1勝してA級(8回戦)に上がりたい」と抱負を口にした。
「また出直します」
 一方、接戦を落とした福重は「ジャブで探ってからアグレッシブに攻めていこうとしたが、右カウンターを狙っているのがわかったので、警戒してしまった。ボクシングは甘くない。難しいですね」と唇を噛んだ。それでも、「しっかりと練習して、また頑張ります!」と前を向いた。
亀田大毅会長
 亀田大毅KWORLD3ジム会長は「BENKEI FIGHTを終えて、観客も満員で出場した選手たちも熱い戦いを見せてくれて良かった。ほぼ全試合が接戦で、会場やYouTubeで観戦していただいた方にも楽しんでいただけたと思います」とイベントを総括した。

 第2回大会は、6月もしくは7月に開催予定で、年内はあと2回開催するという。「3150FIGHTに出場できない選手たちの試合機会を作っていきたい。そして、BENKEI FIGHTというイベント自体も演出面を含めて、より進化させていきます」と選手の育成とイベントの盛り上げに力を入れていく。