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[発表会見]2024.2.21

46歳野中悠樹がOPBF王座に挑戦!

野中悠樹(ミツキ)が世界ランカーに挑む
 ミツキボクシングジムは21日、大阪府堺市内のジムで記者会見を開き、元OPBF東洋太平洋2階級制覇王者でOPBFスーパーミドル級9位の野中悠樹(46=ミツキ)の次戦を発表した。

 野中は、4月6日(土)に大阪堺市産業振興センターで開催される「ミツキ杯SURVIVE vol.27」のメインイベントで、IBF(国際ボクシング連盟)同級14位でOPBF同級3位のローハン・マードック(31=豪)と空位のOPBF東洋太平洋スーパーミドル級王座を争う。
「ジムに恩返しをする」
 電話取材に応じた野中は「やっと決まりましたね」とタイトルマッチ決定を喜ぶと、「ずっと『世界を目指す』と言っているので、ここで強い選手とリスクを負った試合をしないと上にいけない。ジムに世界ランカーを呼んでもらったので、恩返しするためにもタイトルを獲る」と言葉に力を込めた。

勝って世界ランキングを奪う

 勝てばOPBF3階級制覇達成となるが、「そういえばそうですね」と気にしていないようで、「一番のモチベーションは、相手が持っている世界ランキング」とマードックを撃破して世界ランク入りを狙う。
「過去一番の強敵」
 マードックは、今年1月にWBA世界Sミドル級1位のクリスチャン・エンビリ(28=カメルーン/カナダ)に敗れており、これが再起戦だ。「映像を見たが、マードックの株が落ちるような試合ではなかった。打ち終わりにも対応してくるし、すべてにおいてレベルが高い選手。過去1番強い相手」と警戒。その上で、「これまで培ってきたものを出しつつ、作戦を遂行していきたい」と意気込んだ。
「不利の方が燃える」
 スーパーミドル級転向4戦目でのタイトル戦となる。「ミドル級では、自分の方が(対戦相手より)フレームが大きかったが、次戦は身長も同じで筋肉も大きいのでアドバンテージはない。どこまでできるか。試合までにやらないといけないことは山積み」と話したが、「不利予想の方が燃える。勝ちますよ」とベルト奪取を誓った。2月末からキャリア初の東京での出稽古で仕上げていく。