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[前日計量]2024.2.15

両者KO宣言! 坂晃典vs鯉渕健!

OPBF東洋太平洋Sフェザー級王座戦
 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦の前日計量が15日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、同級5位の坂晃典(32=仲里)と同級6位の鯉渕健(27=横浜光)が計量に臨んだ。

 試合は明日(16日)、後楽園ホールで開催される「LIFE TIME BOXING FIGHTS 19」のメインイベントとして行われ、ABEMAで全試合ライブ配信される。
「しっかりと仕事をする」
 1回目の計量を200gオーバーした坂だが、1時間半後に再計量に臨み、リミットの58.9kgでパスした。「自宅の体重計では問題なかったのだが…」と苦笑いを浮かべたが、コンディションには影響がなさそうだ。

 当初は、大晦日に王座決定戦を行う予定だったが、木村吉光(27=志成)の体調不良により試合中止。対戦相手を変えて王座決定戦に臨む。「気持ちを立て直すのが大変だったが、そんなことを言っても仕方がないので(気持ちを)切り替えた」と話すと、「明日はしっかりと仕事しますよ」と静かに闘志を燃やした。
「倒し合いにはならない」
 鯉渕の印象を聞かれた坂は「自分と似たタイプのボクサーで、噛み合うと思う。ただ、奈良井戦(奈良井翼=RK蒲田)のような倒し合いにはならない。明日は『坂晃典は違う』というのを見せる。僕が倒さないと面白くならないでしょう」とニヤリとした。

 昨年4月、原優奈(29=真正)に敗れて日本王座を陥落。再起戦でOPBF王座に挑むにあたり、連敗は許されないのは本人が一番よくわかっている。「ここで勝てないようでは終わり。しっかりと仕上げてきたので、明日は楽しみにしておいてください」と意気込んだ。
「最初から攻めていく」
 一方、タイトル初挑戦の鯉渕も、リミットの58.9kgでクリアした。計量後に取材に応じた鯉渕は「年明けに試合のオファーが来たが、いつでも試合ができるように準備していた」と、千載一遇のチャンスに目を輝かせた。
 
 「坂選手は自分がデビューする前からチャンピオンだった選手で、試合ができること自体が光栄。明日は、最初から最後まで倒しにいく」と、持ち前の強打を爆発させるつもりだ。
「倒してベルトを奪う」
 ここまで勝ち負けを繰り返しながら上位に進出してきた。鯉渕は「順風満帆に来たキャリアではなく、何度も辞めようと思ったが、応援してくれる人たちのおかげで、どうにかここまでくることができた。明日は、KOでベルトを獲る」と気持ちを込めた。