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[来日取材]2024.2.14

サンティアゴ! 王者の自信!

アレハンドロ・サンティアゴ・バリオス
 WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者のアレハンドロ・サンティアゴ・バリオス(27=メキシコ)が14日、初来日した。

 サンティアゴは、2月24日(土)、両国国技館で開催される「Prime Video Presents Live Boxing 第7弾」において、同級1位の中谷潤人(25=M・T)を迎えての初防衛戦に臨む。
「勝利にハングリーになった」
 サンティアゴ陣営は、米国カリフォルニア州サンディエゴから直行便で11時間20分かけて到着。「とても快適だったよ」と笑顔を見せた。

 昨年7月にノニト・ドネア(米/比)との王座決定戦で判定勝ちし、2度目の挑戦で戴冠したサンティアゴだが、現状にはまだまだ満足していないようだ。「世界チャンピオンという夢は叶えることができたが、ここからさらに自分のストーリーを伸ばしていきたい。ドネア戦を経て、さらに勝利にハングリーになった。この階級で強さを証明したい」と静かに語った。淡々とした口調だが、チャンピオンらしく実に落ち着いているのが印象的だった。
「長身サウスポーも問題ない」
 中谷は、昨年5月、アンドリュー・モロニー(33=豪)に12回TKO勝ち。この勝利が評価されて、米国スポーツ専門局「ESPN」2023年度最優秀KO賞に選ばれた。モロニー戦も見ているというサンティアゴは「彼をフォーカスした練習をしてきたので問題ない。無敗で身長が高くて良い選手だが、常に自分より(身長が)高い相手と戦ってきた。サウスポーも問題ない」と自信を示した。
勝つのは俺だ!
 日本では、本日(14日)はバレンタインデーだが、メキシコでは「愛と友情の日」だという。「愛する妻と息子(生後9ヶ月)のために必ず勝つ」と、メキシコで吉報を待つ家族に勝利を約束した。