[試合後会見]2024.1.20
会心の一撃! 82秒決着!
完全決着!
OPBF東洋太平洋ライト級王座決定戦、同級3位の鈴木雅弘(28=角海老宝石)対同級4位のロルダン・アルデア(29=比)が20日、後楽園ホールで開催された「第10回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントで行われた。
昨年10月にフィリピンで引き分けて以来の再戦。決着は突然やってきた!
昨年10月にフィリピンで引き分けて以来の再戦。決着は突然やってきた!
一撃で決めた
鈴木がプレスをかけつつタイミングを測るのに対し、サウスポー・アルデアは足を使いながら左ストレートを返した。すると、鈴木の右フックがジャストミート! 痛烈なダウンを奪った。なんとか立ち上がろうとしたアルデアだったが、足元がふらつき、レフェリーストップとなった。鈴木が初回KO勝ちで、新チャンピオンに輝いた。
「上手くハマった」
顔に傷一つなく試合を終えた鈴木は「パンチのレパートリーを増やしてきた。プレスをかけた後の右ショートで自然と出た。相手はディフェンスが上手いので、こんなに早く終わるとは思わなかった。戦略が上手くハマった」とフィニッシュブローについて振り返った。
2階級制覇達成!
前戦、引き分けたことで「この先モチベーションが続くのか…」と一時は引退することも考えたが、リングに戻ってきた。「アマチュア時代、ライト級で優勝できなかったので、本当にうれしい」。プロ入り後、スーパーライト級で日本王座を獲得したが、防衛戦を行わずに返上。ライト級を主戦場とし、再びベルトを巻いた。
ライト級に鈴木雅弘あり!
コンビを組む田部井要トレーナーは「100点満点の出来。(前回から再戦までの)3ヶ月間は本当に濃い時間だったが、苦しくもあった。雅(鈴木)が勝ってくれたことで、奥村トレーナーと3人のチームで今年、来年はもっと大きな海に出ていけると思う」と鈴木の戴冠を喜んだ。
今後について聞かれた鈴木は「海外でも試合がしたい」と語った。4月から始まるライト級アジア最強トーナメントについては「この試合のことばかり考えていたので、今は何も考えたくない」と言うと、「今はとにかくアイスクリームが食べたい」と笑顔を見せた。
今後について聞かれた鈴木は「海外でも試合がしたい」と語った。4月から始まるライト級アジア最強トーナメントについては「この試合のことばかり考えていたので、今は何も考えたくない」と言うと、「今はとにかくアイスクリームが食べたい」と笑顔を見せた。
「右フックは見えなかった」
一方、KO負けしたアルデアは「右フックは見えなかった。1ラウンドで終わってしまい、練習してきたことが出せなかった。一瞬の出来事で何が起こったかわからなかった」とショックを隠し切れなかった。