[試合後会見]2024.1.9
2024年開幕戦! 保田克也vs佐伯瑠壱斗!
保田克也(大橋)の左!
WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ、王者の保田克也(31=大橋)対同級11位の佐伯瑠壱斗(25=岐阜ヨコゼキ)の一戦が9日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル108」のメインイベントとして行われた。
2024年最初のタイトル戦、保田が2度目の防衛を果たしたのか? それとも、佐伯がベルトを岐阜に持ち帰ったのかーー。
2024年最初のタイトル戦、保田が2度目の防衛を果たしたのか? それとも、佐伯がベルトを岐阜に持ち帰ったのかーー。
保田克也(大橋)がV2を達成!
サウスポー保田が右フックを合わせるのに対し、佐伯はプレスをかけて右から切り込む形でスタート。2回、保田は右フックを振り抜くと、佐伯はキャンバスに転がり、レフェリーはダウンを宣告。3回、佐伯はボディにパンチを集めたが、保田は相手の右を外すと、左ストレートで2度目のダウンを奪った。5回、佐伯は手数を増やして反撃。しかし、保田は要所要所で左ストレートを好打。左目下を腫れさせた。9回、保田がワンツーを決めたところで、レフェリーが二人の間に割って入った。
「課題が見えた」
チャンピオンの力を示した保田は「KOできたことはうれしいが、相手はまだ戦えそうな中でのストップだったので…。佐伯選手は気持ちが強くてやりにくかった。9ラウンド戦って課題が見えた試合だった」と冷静に振り返った。
3回には左カウンターで鮮やかに倒した。保田は「(左カウンターは)練習していたパンチで自然と出た」と話すと、横で聞いていた大橋秀行会長は「自分から仕掛けて、あそこで仕留めないといけない」と手厳しかった。それでも最後は「内容としては悪くなかった」と及第点を与えた。
3回には左カウンターで鮮やかに倒した。保田は「(左カウンターは)練習していたパンチで自然と出た」と話すと、横で聞いていた大橋秀行会長は「自分から仕掛けて、あそこで仕留めないといけない」と手厳しかった。それでも最後は「内容としては悪くなかった」と及第点を与えた。
アジア最強トーナメント出場は検討
4月25日(木)からスタートするライト級アジア最強トーナメント(優勝賞金500万円)に話が及ぶと、「興味はあるが、ほかに世界ランカーが出るのか…。自分は年齢を重ねているので、早く世界に行ける道に進みたい」と熟考する考えを示した。
大橋会長によると、日本ライト級7位の今永虎雅(24=大橋)が参戦を希望しており、出場を名言。「保田も出ると、同門対決の可能性も出てくるからねぇ」と語った。
大橋会長によると、日本ライト級7位の今永虎雅(24=大橋)が参戦を希望しており、出場を名言。「保田も出ると、同門対決の可能性も出てくるからねぇ」と語った。
最後まで粘りを見せたが…
一方、最後まで粘りを見せるも涙を呑んだ佐伯は、左目下の腫れがひどく、病院に直行したため会見は中止。取材に応じた横関孝志会長は「力の差があった。途中、チャンスもあったが、チャンピオンの上手さが上回った」と感想を語った。
採点表