[堤駿斗試合後談話]2023.12.31
来年は世界を狙える位置にいく! 堤駿斗に期待。
冷静な立ち上がり
堤駿斗(24=志成)とルイス・モンシオン・ベンチャーラ(25=ドミニカ共)が31日、フェザー級10回戦で対決。当初この試合は、今年10月に後楽園ホールで行う予定で組まれていたが、堤がインフルエンザに感染したため、試合が延期となった。
4戦目で初KO勝利。
序盤から接近戦で、ボディとアッパーを打ち合った両者。3回、カウンターに左フックを合わせてダウンを奪った堤は、立ち上がったベンチャーラにパンチをまとめると、ボディでグラつかせて、最後は右で仕留めた。
プロのリングにも慣れた!
試合後に囲み取材に応じた堤は、「2戦目の反省を生かして、力まずボディを効かせて、相手の意識を下に向けてた。ダウンを奪った左フックは感触が良く、相手は見えてなかった。 1ラウンド、相手が予定よりパワフルに出てきた。鼻血を出させて、意識をジャブに持って行けた。アッパーに左フックを狙ってくると思っていたが、右アッパーに対応してこなかった。アッパーを気にさせて、ボディを打てた。ショートパンチが生きた」と初回からの接近戦の攻防を振り返った。
2024年は世界を狙う位置へ
プロ4戦目で、初のKO勝利を挙げたことにも「前から気持ちの部分は意識していたが10月よりも更に強くなった自分を見せたかった。全部は出せてないが、8オンスにも慣れ、速いだけじゃなく体重を乗せたパンチでプロ仕様にし、倒す感覚を掴むスパーリングをしてきた」と自身の成長に自信を示した。
堤駿斗(志成)
プロ転向以降、常にファンの注目を集めてきている。堤は「来年は世界を狙う位置に行ければ、プロに来て良かったと思える。自分の選択した道を信じて、その先を裏付けるように。難しい階級だが、上位ランカーを倒して世界に挑戦したい」と世界の頂点を目指して、来年の抱負を語った。