[試合後談話]2023.12.14
宇津木秀vs栁堀隆吾! 右が光った!
ライト級ランカー対決!
前日本ライト級王者の宇津木秀(29=ワタナベ)が14日、後楽園ホールで開催された「DANGAN262」のメインイベントに出場。ライト級8回戦で、同級9位の栁堀隆吾(やなぎぼり・りゅうご/29=花形)と対戦した。
今年4月に王座を陥落して以来の再起戦に臨んだ宇津木と、A級初戦でチャンスを掴んだ栁堀がぶつかり合った。
今年4月に王座を陥落して以来の再起戦に臨んだ宇津木と、A級初戦でチャンスを掴んだ栁堀がぶつかり合った。
宇津木秀(ワタナベ)がKO勝ち!
栁堀がジャブからワンツーを打ち込み先に仕掛けるが、宇津木はブロックしながら冷静に対応。2回になると、宇津木がプレスをかけて、緩急をつけたコンビネーションで攻め立てた。勝負が決まったのは、5回。宇津木は上下に打ち分けると、ワンテンポずらして、右ストレートをジャストミート。痛烈なダウンを奪うと、レフェリーは試合をストップした。
「冷静に戦えた」
復活した宇津木は「ガードの上からでも打ってきたり、(栁堀選手に)強い気持ちを感じた。丁寧に戦うことを心掛けた。最後に決めた右は、リズムを変えて打ったパンチで手応えがあった」と試合を振り返ると、「早く再起したかったので、勝ててうれしい」とホッとした表情を見せた。
会見に同席した小林尚睦トレーナーは「プラン通りに戦えたが、相手は粘り強くてやりにくかった。ただ、5ラウンドしっかりと戦うことができて良かった」と合格点を与えた。
会見に同席した小林尚睦トレーナーは「プラン通りに戦えたが、相手は粘り強くてやりにくかった。ただ、5ラウンドしっかりと戦うことができて良かった」と合格点を与えた。
「ライト級トーナメントに出場する!」
試合後、リング上で「アジア最強ライト級トーナメント」(予選:2024年4月25日、優勝賞金500万円)に出場する意向を示した宇津木。「世界に近づくことができる大会。チャンピオンが皆出ると思うので、全員食っていきたい」。2024年、宇津木はライト級国内最強を証明していくつもりだ。
「想像以上に強かった」
一方、連勝がストップした栁堀は「リング上で向き合って、想像以上の強さを感じた。パンチの強弱、コンビネーションのつなぎ、パンチの質。自分の右も手応えがあったが、対処されてしまった。ダウンした右ストレートは見えなかった。相手の方が1枚も2枚も上手だった」と宇津木の強さに脱帽した。
コンビを組む木村章司トレーナーは「強い相手と戦った。この負けは無駄にならないぞ」と声をかけた。それを聞いた栁堀は「この試合で学んだものは大きい」と収穫を口にした。
コンビを組む木村章司トレーナーは「強い相手と戦った。この負けは無駄にならないぞ」と声をかけた。それを聞いた栁堀は「この試合で学んだものは大きい」と収穫を口にした。