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[前日計量]2023.11.26

激アツ! 日本ミニマム級タイトルマッチ

日本ミニマム級タイトルマッチ

 日本ミニマム級タイトルマッチの前日計量が26日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で行われた。「Lemino BOXING フェニックスバトル107」のメインイベントで2度目の防衛戦に臨む高田勇仁(25=ライオンズ)と、挑戦者で日本ユース同級王者の森且貴(23=大橋)が会場に姿を現した。ノンタイトル8回戦で対戦して以来、約1年ぶりに拳を交える2人は明日、舞台を日本タイトル戦に移して、互いの実力を確かめ合う。

 当日券も販売される明日の後楽園ホールでは、12月26日(火)に開催される井上尚弥(30=大橋)とマーロン・タパレス(31=比)によるスーパーバンタム級世界4団体統一戦の観戦チケットの抽選会も行われる。

高田勇仁(ライオンズ)47.4kg

 計量を47.4kgでクリアしたチャンピオンの高田は、「倒せるタイミングとチャンスがあれば、行こうかなと思っています」と、リラックスした様子で取材に答えた。挑戦者の森に昨年勝利したことで、「自信にもなった」と切り出すと、「とんとん拍子でここまで来たが、気合いの入る一年だった。明日の試合は負けられない」と気を引き締めなおした。

 ミニマム級は現在、ワタナベジムの重岡優大・銀次朗兄弟が世界王者に君臨しているとあって、「重岡兄弟は強いとわかってるが、必ずやる相手なので意識はしてます」と気持ちを込めた。

森且貴(大橋)47.5kg

 47.5kgで計量を終えた森は、減量に関して「寒い方がやり易い」と気温が急激に下がる中でも、体重調整がスムーズに進んだことを伝えた。今回の減量は、水抜きと塩抜きも入れて、3キロから4キロ弱だったことを明かし、「しっかりクリアすることを考えていたので、一安心してます」と笑顔を見せた。

 昨年11月から約一年ぶりの再戦だが、「条件は相手も一緒。タイトル戦になってよかった。挑戦者決定戦をやってリベンジしたいと思っていたので、ここで(試合が)実現したことに(大橋秀行)会長に感謝しています。恩返ししたい」と気持ちを伝えた。その上で、「この階級は会長の階級なので、日本のベルトは大橋ジムにないといけない」と自身を鼓舞すると、「世界のベルトはワタナベジムにあるが、大橋ジムにないといけない」と、さらに上を目指すことにも闘志を燃やした。

井上尚弥vsタパレス抽選会