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[試合後談話]2023.11.25

亀田京之介vs松岡輝! 勝負を決めたのは右!

激戦を制したのは?
 日本フェザー級9位の亀田京之介(25=ハラダ)が25日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「Fighting Beat Boxing」のメインイベントに出場。57.8kg契約8回戦で、元日本ランカーの松岡輝(28=大成)と対戦した。
亀田京之介(ハラダ)がKO勝ち
 ランキング返り咲きに闘志を燃やす松岡が、ボディにパンチを集めて積極的な攻撃。亀田はブロックとボディワークで決定打を避けると、カウンターを狙った。試合の流れが大きく傾いたのは4回。亀田は、右ショートでダウンを演出。一気にペースを手繰り寄せた。苦しくなった松岡だが、しつこくボディを叩き勝負への執念を見せた。7回、亀田はタイミング抜群の右アッパーで2度目のダウンを奪い、松岡に10カウントを聞かせた。
「右アッパーは狙っていた」
 2023年最後の試合をKOで締めた亀田は「4ラウンドにダウンを奪ったが、相手のパンチが活きていたので、無理に行かなかった。(2度目のダウンを奪った)右アッパーは狙っていたパンチ。これは立ち上がってこれないだろうと思った」と納得の表情を見せた。

 これまで倒した試合は前半が多かったが、集中力を切らさずに後半にKOにつなげることができたのも収穫だろう。

辰吉寿以輝選手と戦いたい

 今後の目標を聞かれた亀田は「早く自分が追われる立場(チャンピオン)になりたい。とにかく、上位選手や知名度がある選手とやりたい。辰吉選手(辰吉寿以輝=大阪帝拳)と戦いたい」と言葉に力を込めた。
「この試合に懸けていたが…」
 一方、最後まで気持ちの強さを見せた松岡は「この試合に懸けていたが…。結果がすべて。前半からペースを持っていかれた。言い訳はない」と気丈に答えた。
浅海勝太(ハラダ)が再起に成功
 セミファイナルでは、日本フライ級8位の浅海勝太(28=ハラダ)が51.0kg契約8回戦で高埜響(25=六島)と拳を交えた。序盤から、ノーランカーの高埜が前の手でコントロールしつつ、ワンツーをヒット。距離をキープしながら、ポイントをピックアップした。守勢を強いられた浅海は6回、プレスを強めると右ストレートをジャストミート! 痛烈なダウンを奪った。立ち上がった高埜に迫ると、パンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
「来年はリベンジの年」
 再起に成功した浅海は「思っていた以上にやりにくくて、ポイントを取られていると思った。6ラウンドが始まる前にセコンドに発破をかけられて攻めた。反省が残る試合だった」と安堵の表情を浮かべた。

 来年でキャリア10年目を迎える浅海は「タイトルマッチに挑戦したいとは言えるような戦績ではないですから」と話すと、「負けた相手にリベンジしたい」と抱負を語った。