[インタビュー]2023.11.21
井上夕雅「作り上げたスタイルをぶつける」
井上夕雅(真正)
日本フライ級2位の井上夕雅(24=真正)は、12月3日(日)、神戸芸術センターで開催される「SENRIMA SUPER FIGHT vol.68」のセミファイナルにおいて、同級1位の小坂駿(28=SUN-RISE)との最強挑戦者決定戦に臨む。
昨年9月、加納陸(26=大成)とのWBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦で敗れた井上だが、今年4月に松岡新(28=大成)に3回TKO勝ちし、再起に成功。再びランキングを上げてきた。
昨年9月、加納陸(26=大成)とのWBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦で敗れた井上だが、今年4月に松岡新(28=大成)に3回TKO勝ちし、再起に成功。再びランキングを上げてきた。
今年4月に松岡新(大成)を撃破
前戦は、相手の打ち終わりに右ストレートを決めて鮮やかなダウンを奪うと、冷静な試合運びでフィニッシュに持ち込んだ。「まだ試したいことはあったが、その前に終わった。(ダウンは)狙っていたパンチではなかった。倒した瞬間は『あっ、倒れた。こんな感じで倒れるんだ』と。力いっぱい打つのではなく、あらためてタイミングが大事なんだと思った」。「以前は力んで打っていたが、力を抜いて打てるようになってきたので、疲れなくなった」と、手応えを感じている。
「ディフェンスを磨いている」
「攻撃は良くなってきたので、あとはディフェンス」。そう、守備面での課題を挙げ「遠い距離での攻防が得意。打ち合ってくるタイプではない」と、小坂の印象を語った。
ここを勝って王座へ
10月31日(火)には親交がある日本スーパーバンタム級王者の下町俊貴(27=グリーンツダ)を応援するため、後楽園ホールまで駆け付けた。「同じ年の新人王で、プライベートでも仲良くさせてもらっている。自分と真逆のタイプですが、すごく波長が合う」。「とにかくすごい試合だった。チャンピオンとして、リスペクトしている」と刺激を受けたようだ。
井上孝志トレーナーと頂点を目指す
「勝つ自信はあるが、無理にKOは狙っていない。いろいろなスタイルを身に付けたので、これまで作り上げたスタイルをぶつける」と意気込んだ。