ボクシングモバイルニュース
[会見]2023.10.25

六島ジムに強力サポート!

選手が強くなる環境作り
 六島ジムは25日、大阪市内で記者会見を開き、六島ジム後援会発足を発表した。後援会長には、大阪で1200社の顧客を持つ「みのり税理士法人」の辻正夫氏が就任。辻氏は、サッカー元日本代表の本田圭佑選手もサポートしている。すでに顧客の6社が支援を約束している。

 武市晃輔チーフトレーナーは「選手への金銭的なサポートが約束されて、選手はより練習に集中できる。アマチュアからプロへの道を考えている選手や、プロボクサーを目指す若者が、東京へ行く流れを少しでも食い止めたい。東京のジムに対抗したい」と言葉に力を込めた。

 IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級1位の西田凌佑(27)は「これまで以上にボクシングに集中できる環境を作ってもらい感謝している。感謝の気持ちを忘れず、世界チャンピオンになるため、日々精進していきたい」と意気込んだ。

 ターゲットとしているIBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が、SNS上で引退を発表したが、その後すぐに引退を撤回。他団体王者との統一戦を呼びかけている。指名戦でロドリゲスに挑戦することが内定している西田は「(ロドリゲスは)引退しないと聞いたので、試合が決まることを想定し練習していく」と気持ちを高めていた。

 日本ミドル級王者の国本陸(26)は「生活面やボクサーとしての金銭的なサポートをしていただけるので、いろいろな面での不安を解消することができる。さらに上を目指して、これからも六島ジムを盛り上げていきたい」と語った。国内でのスパーリング相手を探すのが難しく、米国での武者修行を検討しているという。