ボクシングモバイルニュース
[公開練習]2023.10.18

力石政法が前日本王者と豪華スパー!

力石政法(緑)と坂晃典(仲里)
 WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の力石政法(29=緑)が18日、名古屋市内のジムで前日本同級王者の坂晃典(31=仲里)との公開スパーリングに臨んだ。

 力石は、11月11日(土)、愛知県武道館で開催される「(株)トップPresents 3150 FIGHT SURVIVAL vol.9」のメインイベント、132P(約59.8kg)契約10回戦で、WBA(世界ボクシング協会)フェデセントロ・スーパーフェザー級王者のカルロス・フローレス(23=メキシコ)と対戦する。
3ラウンドのスパーリング
 プレスをかけながら右から切り込む坂に対し、サウスポー力石は反応の良さを見せると、左ストレートを好打。前の手で上手くコントロールしながら、緩急をつけた攻撃を披露した。3回、坂は圧力を強めたが、力石は距離をキープしながら左ストレートで顔を弾き、優勢に進めた。力石は、スパーリング終了後にミット打ちを10ラウンドこなし、順調ぶりをアピールした。
初のメキシカンとの対戦
 スパーリングを終えた力石は「思い通りに動くことができた」と手応えを口にした。「相手の映像は、3年前に負けた試合しか見ていない。対策のしようがない」とフローレスの情報は少ないが、「自分は世界チャンピオンになるつもりなので、ここで負けるくらいなら、チャンピオンになどなれない」と力の差を見せる。
亀田興毅ファウンダーも絶賛
 亀田興毅ファウンダーは「久しぶりに力石選手のスパーリングを見たが、エグい強さ。相当強くなっている。間違いなく世界レベルの選手で、このスパーリングの力をリングで出せれば、間違いなく世界チャンピオンになれる」と力石の仕上がりの良さに太鼓判を押すと、「名古屋のボクシングファンに、ボクシングの素晴らしさを伝えるファイト、そして自分に『力石の世界戦を決めなくてはいけない』と思わせる内容を期待している」と語った。

「相当強くなっている」亀田興毅ファウンダー

 一方、「やはり良い選手。なんとか頑張った」と感想を語ったのは坂。今週16日(月)から1週間、力石のスパーリングパートナーを務める。「(力石選手は)自分が押しても、押し負けない強さと上手さがある」。

 今年4月に原優奈(29=真正)に敗れて王座を陥落。「辞めないといけないのかなと思ったが、『続けたかったらやればいい』という周りの声を聞いて」と復帰を決意。再起戦に向けて再び走り出している。