ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2023.10.13

湯場海樹! 36秒決着!

ズバッ!と決まった!
 日本スーパーライト級4位の湯場海樹(24=ワタナベ)が13日、後楽園ホールで開催された「Life Time Boxing Fights 17」のメインイベントに出場。ウェルター級8回戦でブンチュアイ・ポーンスンノーエン(23=タイ)と対戦した。

 試合は、なんとファーストコンタクトで終わった。
キャリア最速KO!
 初回、距離を詰めてくるブンチュアイに対し、サウスポー湯場はカウンターの左ボディアッパーでダウンを演出。ブンチュアイは苦悶の表情を浮かべながら、10カウントを聞いた。湯場がわずか36秒KO勝ち。あまりの衝撃に会場がどよめいた。
「狙っていたパンチ」
 圧勝した湯場は「最初は様子を見ようと思ったが、相手がガンガン前に出てきたので、練習していた左ボディアッパーを狙った。銀ちゃん(重岡銀次朗=ワタナベ)の打ち方を参考にしている。一撃で仕留めることができてうれしい」と声を弾ませた。

 メインイベントに出場予定だった堤駿斗(24=志成)が発熱したため試合中止となり、湯場の試合がメインに繰り上がった。「順番のことは気にならなかったが、ライブ配信があったので、しっかりと倒したかった」。
「ウェルター級でタイトルを狙う」
 現在、日本スーパーライト級4位だが、「ウェルター級でも問題なく動ける」とチャンスがある階級でタイトルを狙っていく。

佐々木尽選手にリベンジしたい

 「佐々木選手(佐々木尽=八王子中屋)にリベンジがしたい。ただ、再戦するにはもっと結果を出さないといけない」と話すと、「今年は日本人選手との試合がないので、(日本人と)やりたいですね」と年内の試合を希望した。
大湾硫斗(志成)がKO勝ち
 セミファイナルでは、日本スーパーバンタム級11位の大湾硫斗(25=志成)が、パイ・パーロップ(40=タイ)と56.0kg契約8回戦で激突。初回は慎重な試合運びを見せた大湾だが、2回になると強烈な右フック、左ボディでペースを掌握。4回、大湾は右ストレートで顔を弾くと、連打から左ボディでダウンをゲット。再開後、パンチをまとめてフィニッシュした。
「しっかりとコンディションを作らないといけない」
 大湾は「試合は勝ててうれしいが…」と勝利にも浮かない表情。前日計量で800g超過したため、60.3kgを上限とする当日計量に臨みリングに上がった。「戦ってくれたパイ選手に感謝している」と言うと、試合後も謝罪したという。

 「勝ててホッとしているが、コンディション作りをしっかりしないといけない。来年はもっとレベルアップする」と飛躍を誓った。