[試合後談話]2023.9.27
女子ボクシングが熱い!
激戦を制したのは?
日本女子バンタム級王座決定戦、同級1位の山下奈々(25=RE:BOOT)対同級2位の柳井妃奈実(25=真正)の一戦が27日、後楽園ホールで開催された「VICTORIVA vol.13」のメインイベントで行われた。
初回からハイレベルな攻防を繰り広げて、ベルトを争うのにふさわしい熱戦となった。
初回からハイレベルな攻防を繰り広げて、ベルトを争うのにふさわしい熱戦となった。
柳井妃奈実(真正)が新王者!
山下がジャブからワンツーにつなげれば、柳井もプレスをかけて、左ボディで対抗。重たいパンチ音が会場に響きわたり、大激戦に観客も大興奮だった。ジャッジ2者の支持を得た柳井が新王者に輝いた。
5戦目でベルトを巻いた柳井は「とりあえずスタート地点に立つことができた」と安堵の表情を浮かべた。
もっとパワーをつけたい
「ボディを打ったが、相手はポーカーフェイスだったので、(効いているかどうか)わからなかったが、周りから『効いている』という声が聞こえたので、徹底して打つことができた。皆の応援のおかげで、前に出る勇気が出た」と感謝の気持ちを言葉にした。
5戦目でベルトを巻いた柳井は「とりあえずスタート地点に立つことができた」と安堵の表情を浮かべた。
もっとパワーをつけたい
「ボディを打ったが、相手はポーカーフェイスだったので、(効いているかどうか)わからなかったが、周りから『効いている』という声が聞こえたので、徹底して打つことができた。皆の応援のおかげで、前に出る勇気が出た」と感謝の気持ちを言葉にした。
「経験の差が出た」
一方、惜しくもベルトに手が届かなかった山下は「良いラウンドもあったが、相手のボクシングにつき合ったので、印象が悪かったのかもしれない。柳井選手はパンチが重たかった。ポイントを取り切れず経験の差が出た」と気丈に話すと、「乗り越えないといけない壁。いつか再戦したい」と雪辱を誓った。
再戦したい
射場哲也会長は「相手の狙い通りにさせてしまった。勝負は五分五分だった。経験が浅いので、まだこれから」と奮起に期待した。
再戦したい
射場哲也会長は「相手の狙い通りにさせてしまった。勝負は五分五分だった。経験が浅いので、まだこれから」と奮起に期待した。
狩野ほのか(TEAM10COUNT)が初防衛に成功
日本アトム級王者の狩野ほのか(28=TEAM10COUNT)は同級1位の慶美奈代(31=SUN-RISE)を迎えて初防衛戦に臨んだ。慶の先制攻撃に手を焼いた狩野だが、ワンツーを軸に見栄えの良さをアピール。最後まで気持ちを切らさずパンチを振ってくる慶に対し、右ストレートを叩き込み、判定勝ちした。
「右に頼ってしまった」
苦戦の末、ベルトを守った狩野は「前に出てくると思ったが、あそこまで来るとは思わなかった。初回は焦ってしまった。ジャブを突いて距離を支配したかったが、結局、右に頼ってしまった」と反省の弁を述べた。
「チャンピオンというほど実力があるとは思っていない。胸を張って(チャンピオンと)言えるくらい強くなりたい。今後も日本タイトルを防衛していきたい」と抱負を語った。
「チャンピオンというほど実力があるとは思っていない。胸を張って(チャンピオンと)言えるくらい強くなりたい。今後も日本タイトルを防衛していきたい」と抱負を語った。
日本アトム級3位:坂本望愛(大成)
この試合を観戦した日本アトム級3位の坂本望愛(18=大成)は「チャンピオンは身長が高く、挑戦者は自分と同じくらい低かったので、挑戦者の動きを見ていた。狩野選手の試合は初めて見たが、収穫があった」と感想を語った。