拳四朗とブドラーは笑顔で握手。
WBA・WBC世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(31=BMB)が17日、挑戦者で元世界王者のヘッキー・ブドラー(35=南ア)と都内のホテルで前日計量を迎えた。試合は「Prime Video Presents Live Boxing 5」のメインイベントで行われる。
拳四朗はリミットまで約300グラム残して48.6kgで、一発クリア。表情も明るく、コンディションが良いのが伝わってきた。
コロナ感染防止のため、計量後には代表取材が行われ、拳四朗は「コンディションはすごくいいです。体重も順調に落ちて、ストレスなど感じませんでした。焦らず自分のペースで戦えば、絶対勝てます。楽しみにしていてください」とコメントを寄せた。フェイスオフに関しては「特に何も思わなかったですねー」と、いつもの淡々とした拳四朗節が伝えられた。
ブドラーも落ち着いた表情でデジタル計量台に上がると、48.8kgで難なくクリア。笑顔を見せた。
ベドラーも「コンディションは最高です。体重を作るのはそんなに難しくなく、スムーズに行きました。この試合に向けて一所懸命に練習してきました。体も精神も準備はできています」と世界王座奪還に自信を示した。フェイスオフも終え、いよいよ明日、決戦となるが「お互い戦うためにここに来た。私が勝利します」とコメントを寄せた。
※検診結果
■寺地拳四朗(31=BMB)
■体温:36.1℃
■脈拍:62/分
■血圧:135/81 mmHg
■ヘッキー・ブドラー(南ア)
■体温:36.4℃
■脈拍:80/分
■血圧:145/87 mmHg
計量後の記念撮影では、フェイスオフにも応じた両者だが、最後は握手して笑顔で明日の健闘を誓い合った。
この試合は、WBA(世界ボクシング協会)とWBC(世界ボクシング評議会)の統一チャンピオンの寺地拳四朗(BMB)の防衛戦のため、途中採点は公開されない。
■レフェリー
グアダルぺ・ガルシア(メキシコ)
■ジャッジ
ジェヨル・スコビー(カナダ)
ホセ・マンスール(メキシコ)
ラウル・ガイズJr.(米国)