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[前日計量]2023.9.11

石井武志「キック時代を含めて最強の敵」

石井武志vsリト・ダンテ

 ボクシングの人気興行「フェニックスバトル104」の前日計量が11日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で行われ、セミファイナルで対戦する石井武志(23=大橋)と元OPBF王者のリト・ダンテ(33=比)が顔を合わせた。試合は、ミニマム級8回戦で行われる。

石井武志(大橋)47.6kg
 キック時代も含めて、今回の相手が「一番強いと思う」と気合いを入れた石井は、プロ8戦目で、早くも元OPBF王者との試合を組んだ大橋秀行会長に感謝の気持ちを伝えた。

 実はこの日、石井は1回目の計量を50グラム超過してしまった。以前は、分銅を使った秤で行われていた前日計量が、デジタル計量台に変わったために生じた誤差の範囲だが、その場でパンツを脱いでクリアした。

 その計量会場で顔を合わせたリト・ダンテとは、計量後に握手を交わした。「もっと大きく見ていた」と、サイズ感は思ったよりも小さかったようだが「打たれ強いんだろうな」と感想を口にした。試合に関する質問には「勝つことが一番、長いラウンドできるのを見せたい。倒したら一番オイシイ!」と、大橋会長への恩返しを強く誓った。

リト・ダンテ(比)47.5kg
 47.5kgで計量をクリアしたリト・ダンテは、「コンディションはいいよ!」とリカバリーのための水分補給をしながら、静かに答えてくれた。石井に関しては、「ビデオで試合の映像を見た。1ラウンドか2ラウンドだけだったが、前回の試合を見たよ。タケシはハードパンチャーのいい選手だよ」と高く評価した。それでも、「プレッシャーをかけてKOするよ」とベテランらしく静かに闘志を燃やした。