[試合後会見]2023.8.30
フェザー級2冠王者が誕生!
注目の一戦!
WBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦&日本同級タイトルマッチが30日、後楽園ホールで開催された「NTTドコモPresentsフェニックスバトル103」のメインイベントとして行われた。
日本フェザー級王者の松本圭佑(24=大橋)と日本同級1位、WBO-AP同級2位のリドワン・オイコラ(26=平仲)が、2本のベルトを懸けて熱戦を繰り広げた。
日本フェザー級王者の松本圭佑(24=大橋)と日本同級1位、WBO-AP同級2位のリドワン・オイコラ(26=平仲)が、2本のベルトを懸けて熱戦を繰り広げた。
松本圭佑(大橋)が完勝
ジャブの差し合いで始まった試合は、松本が右ストレートを好打し、先制攻撃。緩急をつけたコンビネーションで、ポイントを加点した。5ラウンド終了時の公開採点は、49-46×1、50-45×2で松本がリード。中盤も、松本は左ボディを軸に攻め立てて、ペースを渡さず。ディフェンシブなオイコラを攻め立てた。11回、オイコラはプレスをかけてワンツーを好打。しかし、逆転するまでには至らなかった。終始、主導権を握り続けた松本が大差判定勝ちした。
「パッとしない試合をしてしまった」
2冠王者に輝いた松本だが「どこかでプレッシャーを感じていたのかもしれない。力んでしまって、パッとしない試合をしてしまった」と笑顔は見られなかった。「(オイコラの)ジャブがしなやかで伸びてくる。そこからどうやって左フックにつなげてくるかと思ったが、ワンパターンだった。しかし、それに付き合ってしまった」と反省の言葉を並べた。
「今日は30点」松本好二トレーナー
父・松本好二トレーナーは、試合の1ヶ月前に怪我をした影響で、スパーリングが少なかったことを明かした。「ジャブは良かったが、目の覚めるようなパンチは少なかった。今日は30点ですね」と辛口採点。それでも「万全でない中でも、めげずに調整した。ジャブの差し合いでも負けていなかった」と収穫も口にした。
圭佑は「今後はもっと中身の濃い12ラウンドを戦っていきたい」と話し、会見を締めた。
圭佑は「今後はもっと中身の濃い12ラウンドを戦っていきたい」と話し、会見を締めた。
「スタミナが切れてしまった」
一方、ベルトを獲得することができなかったオイコラは「相手は素晴らしいファイター。途中でスタミナが切れてしまった。悔しい」と唇を噛み締めた。
採点表