ボクシングモバイルニュース
[前日計量]2023.8.16

三代大訓が覚悟の再起戦

日中対抗戦
 元OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三代大訓(28=横浜光)が16日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)本部事務局で前日計量に臨んだ。明日(17日)、後楽園ホールで開催される「DANGAN 日中対抗戦」のメインイベント、ライト級8回戦で三代はセイ・ヨウチョウ(30=中国)と対戦する。

 試合の模様は、「BOXING RAISE」でライブ配信される。
「連敗はできない」
 三代は、ライト級リミットを200g下回る61.0kgでクリアした。今年4月に韓国で初黒星を喫して以来のリングに上がる三代は、「まさか再起戦になるとは思っていなかった」と心境を語ると、「前戦は、バッティングなど想定すべきことに対処をしていなかった。自分の実力不足。この経験を踏まえて、明日は何がなんでも勝つ。上を目指す上で連敗はできない」と覚悟を示した。
「とにかく勝つ」
 前回の敗戦で世界ランキングから外れた。「中途半端な位置から、今は日本ランキング上位くらいの位置」と言うと、「国内で無双するくらい、ライト級の実力者に勝っていきたい」と復活に向けて突き進むつもりだ。

 次戦は、同級4位の浦川大将(26=帝拳)との日本王座挑戦者決定戦を予定している。しかし、「先のことは考えず、とにかく勝つ」と目の前に試合に集中するとした。
「全力でぶつかる」
 拳を交えるセイは、300gアンダーの60.9kgでパスした。「全体的にレベルが高く、これからの自分にとって勉強になる相手」と三代をリスペクトすると、「パンチ力には自信がある。全力でぶつかる」と静かに闘志を燃やした。

 「ファイトスタイルや気持ちの強さが好き」と、憧れのボクサーに元WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司氏を挙げた。全身全霊をかけて三代を撃破しにいく。