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[試合発表会見]2023.7.19

寺地拳四朗! 中谷潤人! 那須川天心!

9月18日!有明アリーナ!

 日本のボクシング界を牽引するまでに成長した、WBA・WBC世界ライトフライ級統一チャンピオンの寺地拳四朗(31=BMB)と、次世代のエース候補として、特にここ数年は、最初に名前が挙げられる世界2階級制覇を果たした現WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(25=M・T)、国民的知名度を誇るキック界のカリスマで、プロボクシングに転向し、デビュー戦を勝利で飾った那須川天心(24=帝拳)の3名が19日、都内のホテルで次戦の発表会見を開いた。

 試合は「Prime Video Presents Live Boxing」の第5弾として、9月18日( 月・祝)に有明アリーナで行われる。

 那須川はファン・フローレス(23=メキシコ)とスーパーバンタム級8回戦で対戦する。

エジプトの神をイメージした衣装
 今年4月にB級(6回戦)でデビューした那須川。通常は6回戦で2勝しないとA級に上がれないが、特例で8回戦で臨む。「エジプトの神をイメージした。俺なりの正装」と白を基調とした衣装を身にまとい会見に臨んだ那須川は「A級にふさわしい試合を見せたい」と話すと、「デビュー戦はステップワークとジャブとストレートといった基礎的なことしか出していないが、今はそれにプラスしてフックやアッパーを取り入れている。前回はパンチを当てるだけだったが、今回は自分から仕掛ける。しっかりと殴りにいく」と進化した姿を見せるとした。
相手は全勝のメキシカン
 拳を交えるフローレスは、2019年6月にデビューしここまで9戦全勝(7KO)。実力者で相手にとって不足はなしだ。会見後に囲み取材に応じた本田明彦会長は「良い相手だと思う。メキシカン何人かのうち、1番強い相手を選んだ」。
初のメキシカンとの対戦
 那須川にとって格闘技人生で初のメキシカンとの対戦となる。「(メキシカンは)曲者のイメージが強い。厄介ですよね」と警戒を強めた。プロデビュー前に米国ラスベガスでメキシコ系米国人の前WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級王者のジョシュア・フランコ(27=米)とスパーリングをしたことがあるそうで、「パンチのタイミングが違った」。
「インパクトを残す」
 フローレスの映像もすでに見ているようで「これまで負けていないので、ガンガン攻めてくる。ただ、弱点はわかったので作り込んでいく」と残り2ヶ月で対策していくとし、「前回は100点だったが120点の内容ではない。パンチの打ち方やまとめ方を見せたい。『なんか変わったな』と思ってもらえたら」と意気込んだ。
那須川天心の進化に期待!
 現在、日本スーパーバンタム級7位で3戦目でのタイトル挑戦に期待が高まる。しかし、「勝てるかどうかくらいでは挑戦したくない。確信が持てるようになったら。今は経験を積んでいきたい」と焦らずボクシングへの適応力を身につけていく。

 時期は未定だが米国ラスベガスでスパーリング合宿を予定している。