パンヤと重岡優大の統一戦は交渉中!
8月11日(金)にエディオンアリーナ大阪で開催される「3150 FIGHT Vol.6」の追加カード発表のため、都内で会見を開いた亀田興毅ファウンダーは4日、WBC世界ミニマム級暫定王者の重岡優大(ワタナベ)に関して、正規王者のパンヤ・プラダブスリ(タイ)陣営と対戦に向けて「現在、交渉中」と報告した。
5月2日にWBCのマウリシオ・スレイマン会長から、優大の次戦に関して、「選択試合」を行っていいとの連絡を受けていたことを明かした亀田興毅ファウンダーだが、6月10日になって、再度マウリシオ会長から「正規王者のパンヤ・プラダブスリ(32=タイ)と6月28日のパンヤの防衛戦の相手[=田中教仁(38=三迫)]の勝者と、重岡優大によるWBC内王座統一戦を行うよう7月1日に通達を出す」との連絡が入った。これを受けて、選択試合の対戦相手候補との交渉を中断。パンヤが王座防衛を果たしたため、優大との対戦の交渉を開始した。
亀田ファウンダーによると優大は、「どこでやろうが関係ない。必ずKOする」とキッパリ話しているが、8月11日の興行で、兄弟揃って同じ階級で暫定王座に就いている2人が、同日同会場で、それぞれの団体の正規王者と王座統一戦を行って、揃って正規世界王座に就くという、前代未聞の世界戦を実現したい亀田ファウンダーは、日本で試合ができるよう交渉を続けている。ただ、パンヤ陣営は、タイで王座統一戦を行いたいとの考えを示しているため、交渉は難航しそうだ。それでも、8月中旬以降の8月中に試合をしたいとするパンヤ陣営と、試合の開催時期に関しては、概ね合意できている。
もし仮に、優大がタイで王座統一をすれば、タイで行われた世界戦で勝利を挙げた日本人初のボクサーとなる。こちらも、ボクシング史に名を刻むビッグチャンス。タイで試合が決まっても、ビッグマッチとなるのは間違いない。
交渉が暗礁に乗り上げた場合は、入札になることが予想される。