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[FACE OFF]2023.6.17

井岡一翔とジョシュアが再会!

半年ぶりの再会。

 6月24日(土)に大田区総合体育館で再戦を迎えるWBA世界スーパーフライ級王者のジョシュア・フランコ(27=米国)とWBO同級王座を返上した井岡一翔(34=志成)が17日、都内のABEMA シャトースタジオで会見を開いた。

 この日、半年ぶりの再会を果たした両者だが、「前回と印象は変わらない」と話した一翔に対して、フランコは「井岡選手は自信がある感じがする。良いファイトになると確信している」と印象を述べた。

フェイスオフ

 取材陣からのフェイスオフのリクエストに応えた両選手は、会見の席に着くと「明確に勝つ」と口を揃え、ドローで終わった昨年大晦日の試合の決着をつけることを誓い合った。その上で、「明確に勝つことが一番。そのためにKOが一番」とファンが期待する決着のつけ方に言及したのは井岡一翔。フランコは「KOには拘らない」とした。

 試合を1週間後に控える中、井岡は「やるべきことはやってきた。試合に向けて良い調整をして臨むだけ」と落ち着いた表情を崩すことなく、会見などの世界戦に向けたファイトウィークが始まったことに「試合が近づいているのを感じる」と静かに闘志を燃やした。

共同会見

 一方、昨日来日したばかりのフランコは「米国カリフォルニア州で、ロバート・ガルシアトレーナーと共に厳しいトレーニングを積んできた」と充実感を漂わせた。「昨年末は、一年ぶりの試合で、試合感覚が鈍っていたが、今回はスムーズに、シャープな動きができる。前回よりも調子がいい」と自信を見せた。試合までは「激しい練習はせずに、リズムを整える」と、最終調整はコンディショニングを重視するとした。ガルシアトレーナーは、来週火曜日に来日し、フランコと合流する。

決着をつける。

 井岡がWBO王座を返上して、再戦に臨むことに関して「チャンピオンがベルトを返上するのは、大きな決断。ハングリーなのが伝わってきた」と、井岡の勝利への執念と覚悟にリスペクトを示した。それでも「長い間守ってきたベルトを失いたくない」とWBAのベルトを譲る気はないことを明言した。