ボクシングモバイルニュース
[記者会見]2023.6.14

佐々木尽がLeminoサポート選手!

佐々木尽(八王子中屋)
 八王子中屋ジムは14日、八王子市内のジムで記者会見で開き、WBOアジアパシフィック・ウェルター王者の佐々木尽(21=八王子中屋)が映像配信サービス「Lemino(レミノ)」が手掛けるボクシングブランド「Lemino BOXING」のサポート選手となることを発表した。

 今後、佐々木はLeminoが配信する興行(フェニックスバトル)への出場や選手活動のサポートを受ける。しかし、興行出場への規制がなく、7月8日(土)に八王子エスフォルタ・アリーナで開催される「第45回ファイティング スピリット シリーズ」は、U-NEXTがライブ配信する。
「佐々木選手ならウェルター級で何かやってくれる」
 会見に出席した大橋秀行会長は「ウェルター級という世界的に層が厚く魅力的な階級で、佐々木選手なら何かやってくれそうな雰囲気がある。一人のボクサーとして世界で活躍してくれたら、日本のボクシングもより盛り上がる。軽量級も魅力があるが、(※1)村田選手とゴロフキンの試合のように普通では出せない中量級の魅力があるが、佐々木選手ならそういったものを出してくれると思う」と期待を寄せた。大橋ジム所属選手以外では、佐々木がLeminoサポート選手第1号となり、今後も増える可能性があるという。

※1:村田諒太(帝拳→引退)vsゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
「期待を超える」
 3月に行われた米国ラスベガス合宿の密着ドキュメンタリー映像も配信していく。今後は試合が終わったらラスベガスでのスパーリング合宿を重ねていくが、Leminoがサポートする。

 佐々木は「Leminoは新世代の番組でこうしてサポートをしていただき、期待されているのを感じる。期待を超えるような結果を出していく。日本人でウェルター級の世界チャンピオンは出ていないので、自分が歴史を作る」と意気込みを語った。
スペンスvsクロフォード戦を観戦予定
 同級5位の星大翔(25=角海老宝石)との2度目の防衛戦をクリアすれば、日本時間7月30日(日)にラスベガスT-モバイルアリーナで行われる世界ウェルター級4団体王座統一戦、エロール・スペンスJr(33=米)対テレンス・クロフォード(35=米)を観戦する予定。
中屋廣隆チーフトレーナー
 中屋廣隆チーフトレーナーは「ラスベガスでいろいろな国の選手とのスパーリングをして、技術を肌で感じて日本で修正してをコンスタントにできることはすごいこと。日本人ボクサーは決してレベルが低いわけではない。経験が少ないだけ。このような機会が得られることで尽が強くなる。尽が強さを証明したら日本の中量級のレベルアップにつながる」と話した。
次戦は7月8日(土)エスフォルタアリーナ八王子
 昨年10月と今年5月にラスベガスでのスパーリング合宿を終えた佐々木は「日本と海外ではディフェンスに対する意識が違う。ディフェンスが向上した」と収穫を口にすると、「攻撃的だが、ボクシングが詳しい人が見たらディフェンスが上手くなったところを見せたい。『佐々木尽が世界を獲るストーリー』に現れた敵を倒すだけ。期待は裏切らない」と自信たっぷりだった。