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[試合後談話]2023.6.10

大阪で大激戦! 岩﨑圭佑vs吉田京太郎!

意地のぶつかり合い!
 日本スーパーフライ級4位の岩﨑圭佑(28=オール)と吉田京太郎(26=ワタナベ)が10日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催された「3150FIGHT SURVIVALvol.6」スーパーフライ級8回戦で拳を交えた。

 タイトル挑戦を目指す岩﨑と、ランキング入りを目指す吉田が真っ向から激突。会場からこの日、一番の歓声が沸き起こった。
吉田京太郎(ワタナベ)が下剋上!
 序盤は、吉田は相手の右オーバーハンドをブロックすると、左ボディを痛打しペースを掌握。中盤は、我慢比べのような打ち合いが続いた。5回、吉田は左フックでバランスを崩させて、ジャッジに攻勢をアピール。吉田の手数に押されていた岩﨑だが、必死に打ち返した。それでも、吉田は回転力のある連打で攻勢。最終8回、岩﨑はギアを上げて逆転を狙ったが、吉田もここを踏ん張った。
「右ストレートは対応できた」
 上位ランカーを撃破した吉田は「相手の右ストレートは対応できた。連敗している中でチャンスをもらったので、内容はどうであれ勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 アマチュア45戦32勝13敗を経て、2021年7月にプロデビューした吉田だが、ここまで2勝2敗。連敗を脱出するとともに大きな1勝を挙げた。
スーパーフライ級で王座を狙う
 今回の勝利で、日本ランキング入りを確実とした。スーパーフライ級は、同門で同級2位の高山涼深(26)が、6月13日(火)に日本王座決定戦に出場する。吉田は「高山さんがベルトを獲るので、しばらく防衛してもらって、自分は(高山さんが)タイトルを返上した後に狙っていきたい」と抱負を語った。
「ここから這い上がる」
 一方、悔しい敗戦となった岩﨑は「スパーリングでやってきたことが出せなかった。吉田選手は、打たれ強くてコツコツとパンチを当ててきた。悔しいです」と唇を噛んだ。それでも、「自分はプロたたき上げの選手。発展途上なので、ここから這い上がる」と再起を誓った。