[試合速報と談話]2023.6.9
後楽園ホールに衝撃! 右アッパー炸裂
衝撃の右アッパー
東日本新人王トーナメントの予選の内、9試合が9日、後楽園ホールで開催された「DANGAN オール4回戦」興行で行われた。白熱戦とは裏腹に、4試合がドローという結果に終わったが、会場からは、どの試合の後にも大きな拍手が送られた。
激しい打ち合い!
この日、会場が一番盛り上がったのは、小稲直史(26=川崎新田)とアズマー田中(26=FLARE山上)によるスーパーバンタム級戦。身長で勝る小稲が左ボディと右ストレートを的確に当てるのに対して、上半身を小刻みに振りながら中に入ったアズマー田中が、右アッパーを打ち上げて、一発で試合を決めた。
3ラウンド1分10秒TKO
試合後に取材に応じた田中は、「和氣さんから右アッパーと指示が出たので、打ったら、たまたま当たった」と同門の先輩、和氣慎吾(35=FLARE山上)からの的確なアドバイスに感謝。「手応えは、めちゃくちゃありました」と振り返り、「右アッパーは、何度も練習してきた」と満面の笑みで答えた。
アズマー田中
次戦は、東日本新人王トーナメントの準決勝だが、「この勢いで、次もKO勝利で飾れるように頑張ります。ボクシング楽しいです」と、赤井祥彦代表と二人三脚で取り組んできた日々の練習の積み重ねに手応えを感じていた。
今年は24人がエントリーした激戦区・スーパーバンタム級。東日本新人王が盛り上がっている。
赤井祥彦代表
笑顔で取材に応じた赤井代表も「普段から練習してきたことが出せた」とアズマー田中を労った。