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[海外試合結果]2023.5.21

激アツのライト級4冠戦ヘイニーvsロマ

ヘイニーvsロマチェンコ

 ライト級の主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)統一王者デビン・ヘイニー(24=米国)と元3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(35=ウクライナ)によるビッグマッチが20日(日本時間21日)、米国・ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで開催。満員の観客の前で『チェスマッチ』と言われた究極のテクニシャン対決が実現した。

ヘイニーがチェスマッチを制して4冠防衛成功
 中に入ってパンチをまとめたいロマチェンコに対して、右ボディと左のロングジャブを丁寧に突いたヘイニーが、リズムを変えずに各ラウンドのポイントの取り合いを制して、4団体防衛に成功。ロマチェンコは、フレーム差は越えられなかった。ダウンシーンはなかったものの、ライト級の絶対王座の名に相応しい戦いぶりを披露した。
ヘイニー僅差判定勝利
 4団体王座防衛に成功したヘイニーは「将来殿堂入りすることが確実なボクサーに勝てて嬉しい。素晴らしいボクサーだった」と、ロマチェンコの印象を語った。
シャクールがヘイニーを挑発!

 試合後にリングに上がったシャクール・スティーブンソン(米国)に対して、ヘイニーが「俺がナンバーワンだ」と言えば、シャクールは「今だけだよ」とニヤつきながら繰り返して挑発!ライト級から目が離せない。

悔しさを隠しきれなかったロマ
 ロマチェンコは「まだボクシングができることを証明できたと思う。また次会おう」と、悔しさを滲ませながら答えた。「試合の結果は見たままだ」と気丈に振る舞った。