[試合速報]2023.5.21
中谷潤人! 世界2階級制覇に挑戦
中谷vsモロニー
元WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(M•T=25)が20日(日本時間21日)、米国・ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで、ライト級4団体統一戦ヘイニーvsロマチェンコのアンダーカードに登場。世界2階級制覇を目指し、元WBA世界スーパーフライ級王者アンドリュー・モロニー(32=オーストラリア)と、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦に臨んだ。
3度ダウンを奪った中谷潤人が2階級制覇
2回にアッパーでダウンを奪った中谷が、強いプレスをかけて前で勝負してくるモロニーに対して、左ストレートでダウンを追加。最後は、中に入ってきたモロニーにコンパクトに左を合わせて、勝負を決めた。12ラウンド2分42秒KO勝利で、世界2階級制覇を果たした。
zoom会見で笑顔が弾けた!
試合後にオンライン会見に応じた中谷は、試合を決めた最終ラウンドの左に関して「練習していたパンチがスムーズに出たので、感覚はなく倒せた」と振り返り、「相手が来るタイミングで打つパンチ。左ストレートの形のフックです」と笑顔を見せた。
最初にダウンを奪ったアッパーは、感触があったとのことだが、2度目のダウンを奪った左ストレートも感触はなかったという。中盤にセコンドから「ディスタンス」(距離)を取るよう指示が出ていたことを明かし、強いジャブを打って、攻撃の起点を作り直していた。
ラスベガスの「MGMグランド」という大きな舞台で、2階級制覇を果たした中谷。「興奮したし、パンチが当たると歓声も聞こえたので、気持ちよかった」。今後に関しては「いろんなベルトが欲しい」と語り、王座統一戦に興味を示した。
楽しかったと話した中谷潤人(M・T)