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[海外前日計量]2023.5.13

バンタム級のWBOのベルト行方は?

井上尚弥の返上したバンタム級王座決定戦

 バンタム級の世界4団体統一を果たした井上尚弥(30=大橋)が返上したタイトルの一つ、WBO(世界ボクシング機構)バンタム級王座決定戦が13日(日本時間14日)、米国・カリフォルニア州ストックトンで行われる。WBO同級1位ジェイソン・モロニー(32=オーストラリア)とWBO同級2位のビンセント・アストロラビオ(26=フィリピン)が12日、前日計量を終えた。

井上尚弥に負けたモロニーと、リゴンドーに勝ったアストロラビオの対決!

マロニーvsアストロラビオ

 バンタム級のリミットの53.5kgまで100グラム残して、53.4kgで計量を終えたモロニーの世界初挑戦は、モンスター井上尚弥が当時保持していたバンタム級2冠戦だったが、7回KOでキャリア2度目の敗北。その後は、地元オーストラリアと米国で4連勝を飾り、ランキングを1位に戻して、2度目の世界挑戦に辿り着いた。

 一方、53.1kgで計量をクリアしたアストロラビオは、これまで母国フィリピンに始まり、中国、マレーシア、インドネシア、ドバイ、米国と渡り歩いて、21戦18勝(13KO)3敗の戦績を重ねてきた。昨年2月には、元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(42=キューバ)から値千金の判定勝利を収めると、この出世試合の勢いのまま、世界初挑戦のリングを迎える。